9月(2025年)に御殿場旅行へ。
この夏、7月20日(2025年)に新たに開業した温泉旅館、
「強羅花壇 富士」に泊まってきました。
箱根にある老舗の高級旅館「強羅花壇」の国内2軒目となる宿泊施設ということで
楽しみに行ってきましたが、
期待を裏切らない、本当に素晴らしい旅館でした。
今回は、主に基本情報とお部屋について書いてみたいと思います。
- 都内から2時間以内
- 全ての客室が富士山ビューのスイートルーム
- 天然温泉の大浴場がある
- 客室にも温泉風呂がある
- 屋内プールがある(小さいけど屋外インフィニティプールもあり)
- サウナもある
- 夕食の選択肢が魅力的!(懐石料理・鉄板焼き・鮨)
- ゴルフ場も併設 etc..
強羅花壇 富士の概要

「強羅花壇」といえば、箱根強羅にある日本を代表する名旅館として有名ですよね。
元皇族の旧閑院宮載仁(ことひと)親王が避暑のために建てた由緒ある別邸を、
1948年に、ご子息の春仁王(はるひとおう)が「強羅花壇」と名付け旅館として創業した、
と、Wikipediaに書いてありました。
つまり、創業77年か78年になるんですね。
「古き良き日本の高級旅館」というイメージですが、
それだけにとどまらず、時代の変化やニーズに合わせて進化していて、今なお大人気。
時期にもよりますが、2ヶ月ぐらい先じゃないと予約が取れなかったりします。
そんな強羅花壇が新たな挑戦の場として選んだのが、富士山を望む静岡県の駿東郡。
↓ ↓
JRの御殿場駅から車で20分ぐらいの場所です。
敷地面積は、なんと約5万平方メートルもあるそうで、
にもかかわらず、その壮大なロケーションを贅沢に味わえるよう、
客室は42室に限定しているそう。
3棟の離れ貴賓室もあって、そのうち1棟は197平米もの広さがあり、
プライベートプールまで設けられた超豪華仕様!
全ての客室に温泉風呂があり、大浴場もあり、
サウナ、プール、ジム、スパもあり。
さらに、館内には懐石料理をはじめ、
ミシュランの三つ星を18年連続で獲得している「日本料理かんだ」が手がける
鉄板焼の『FUJI KANDA』や、鮨の名店「すし匠」が手がける『富士 匠』が入っていて、
食に関してもかなりのこだわりと気合いが感じられます。
周辺に観光スポット的なものはありませんが、
「GORA KADAN FUJI GOLF」というゴルフ場を併設しているので、
ゴルフ目的での宿泊かな?と思われる方も見かけました。
ゴルフ場にはオールデイダイニングもオープンするらしく(もうオープンしたのかも?)、
今後さらに充実した施設になっていくのかもしれません。
7月20日開業とのことですが、しばらくはお得意様限定で予約を受けていたようで、
一般予約が始まったので9月頃からのようです。
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御殿場駅から送迎車で「強羅花壇 富士」へ

今回の旅も公共交通機関を利用。
JR御殿場駅から送迎ありとのことで、事前に電話でお願いしました。
待ち合わせは、いろんなホテルの送迎車が停車する「乙女口」。
電車の到着予定時刻を伝えてあったので、すでに待機してくださっていました。

迎えてくれたのはビシッとスーツを着たとても丁寧なスタッフの方と、見るからに高級そうなワゴン。
アルファードだと思ってましたが、よく見るとレクサスLMでしょうか?
だとしたら1500円〜2000万円ぐらいするやつですよね??
まだ新しいのかピカピカで美しい車体。
他のホテルの送迎車と比べてもひときわ立派な車でちょっと緊張しましたが、
とても乗り心地よく、スタッフの方も親切。
ゆったり寛ぎながら20分ほどのドライブを楽しませて頂きました。

エントランス&ロビー

強羅花壇 富士があるのは標高800mの場所だそうで、ちょっと急な坂を登ってたどりつきました。
敷地の広さのわりに控えめなエントランス。
箱根の強羅花壇に似た、日本の旅館らしい和の雰囲気が素敵です。
写真は翌日の朝、散歩に出かけた際に撮ったので誰もいませんが、
チェックインの時は4、5人ぐらいの方が温かく迎えてくれました。


なんと言ってもこの富士山ビュー!
チェックインの時は曇っていたので気づきませんでしたが、
実は車で入ってきた時に正面に富士山がどーんとそびえ立っていて圧巻のロケーション。
素晴らしすぎます。

そして、ロビーも天井が高くて、気品漂う素敵な空間。

この写真はチェックイン時に撮ったもので、どんより曇ってますが、
晴れているとここからも美しい富士山が見えます。

この写真は翌朝の6時頃。まるで大きな絵画のよう。

ここでチェックインを済ませたあとはお隣のラウンジへ案内して頂きました。

このラウンジももちろん富士山ビュー。

チェックイン時は曇っていて富士山は見えませんでしたが、
見えなくても見渡す限り自然が広がるパノラマビュー。

そんな中頂いたウェルカムドリンクとスイーツは、お抹茶と美しい和菓子。


自家製なのかは分かりませんが、上品で美味しかった。

窓を開けるとテラスに出ることもできて、風が気持ちいい。
少し涼しくなってきた頃で、とてもいい時期でした。

左に見えるのは「富士見テラス」。

建物から6mも飛び出したテラスから見える富士山はより雄大で美しくて、つい拝みたくなります。
ちなみに、富士山は真西にあるので、
春分や秋分には山頂と太陽が重なる「ダイヤモンド富士」も見られるのだそう。

そして、振り返ると客室へ続く回廊。

ここがまたダイナミックな造りで美しい!
箱根の強羅花壇と似てますね。

あちこちにさりげなくアートが散りばめられていて素敵。

実はレセプションやラウンジのあるフロアが最上階。
客室はその下、4階〜7階にありました。
客室(石風呂付スタンダードスイートAタイプ)

42室ある客室は19のパターンがあるらしく、予約の際に結構迷いました。
ざっくり分けると、以下のような客室があります。
・スタンダードスイート
・露天風呂付スイート
・ガーデン貴賓室
・ルーフトップ貴賓室
・離れ貴賓室
クチコミなどの情報があまりない時期だったのでどう違うのかよく分からず、
なんとなく、富士山がよく見えそうな「ルーフトップ貴賓室」がいいなと思ったのですが、
残念ながらすでに空室がなく、
とりあえず「インフィニティ風呂付きスタンダードスイート」という部屋を予約。
“インフィニティ風呂“ってなんか良さそうだな、と。
ですが、実際はたぶん「石風呂付スタンダードスイートAタイプ」という部屋だったと思います。
そんなにこだわりがなかったのでしばらく気づかず、スタッフの方にも聞かなかったのですが、
おそらく、予約の際に希望を書く欄に、「できれば高層階希望」というようなことを書いたので、
それに対応してくださったのかな〜と推測。
「インフィニティ風呂付きスタンダードスイート」は2階〜5階にある部屋で、
79.23平米 本間8畳+次の間14畳+テラス。
「石風呂付スタンダードスイートAタイプ」は4階〜6階。
79.23平米 本間8畳+次の間14畳+テラス。(全6室)
今回案内して頂いたのは6階のお部屋でした。
広さや間取りがが同じなら高層階の方がうれしいのでありがたい。

客室エリアに入る扉は電子ロックですが、部屋の扉はアナログな鍵でした。(真鍮かな?)
宿の雰囲気に合っていていいですね。
(ただ、慣れるまでちょっとコツがいりますw)

扉を開けると数寄屋造りの畳敷き。壁は土壁かな?
まだ新しい畳から井草のいい匂いがしてとてもいい◎
ちなみにこの空間は「強羅花壇」が創業時から守り続けているこだわりのスタイルなんだそう。

目線を落とすと玄関には沓脱石(くつぬぎいし)。
外の穢れを持ち込まないための結界のようなもので、昔ながらの日本家屋でよく見かけますが、
旅館の部屋の玄関にあるのはなかなかないですよね。

玄関を入って左が本間(8畳)

ダイニングテーブルがあるので、部屋食を選ぶとここで食事ができるよう。

そしてその先が、次の間(14畳)

純和風でありながら、ちょっとモダンな雰囲気もあってとても素敵。
天井が高いのもいいです。

ベッドはちょっと小さめ?
体の大きな外国人の方には少し小さく感じそうな気がしないでもないですが、
私にはちょうどよかったし、ふかふかしすぎないかためのマットで寝心地よかった。



外の景色を眺められるように置かれたソファーと、その奥にあるのは、ホテルでいうデスク的な場所?

よく分かりませんが、こじんまりしてなんか素敵。

玉手箱のような箱があり、

開けてみると、中にはなんと書道セット。
なかなか触る機会もなくなっているので逆に新鮮だし、個人的にうれしい。

そしてこの障子の扉を開けるとテレビ。隠し方も美しい。


部屋からの眺望

窓の外の眺望はこんな感じ。
写真の時間は15時頃。曇っていて富士山は全く見えませんでした。
基本的に富士山が綺麗に見えるのは朝方だそうで、午後は結構曇ってしまうことも多いよう。
お天気次第なのでこればっかりは運ですね。

右側に見える小さな屋根(実際は小さくないけど)は、大浴場のある浴室棟。
その先に、離れの貴賓室が3つあります。

左側の方に自衛隊の演習場があるようで、時々どんどんパンパンと音が聞こえますが、
花火でもやってんのかな?と思ったぐらいでそんなに気になりません。

そしてこれが翌日、早朝5時半頃に見えた富士山!
うれしいことに裾野までキレイに見えて最高でした。

段々と赤く染まっていき、見事な赤富士に。
こんなにキレイな赤富士を見たのは初めてだったので朝から感動しました。
ミニバー

ドリンク類は、ベッドルームと洗面所の間の空間にありました。

カトラリーや食器にもこだわりが感じられます。



冷蔵庫の中はフリー(無料)。


コーラとサッポロビール以外は静岡産にこだわってセレクトしているよう。

このポンカンジュース美味しかった。

お酒がビール2本しか入ってなかったので、酒好きの旦那さんは唯一そこがちょっと不満そうでした。
結局追加注文してましたが、「せめてあと2本は欲しい!」だそう(笑)

ミネラルウォーターは冷蔵庫に2本と常温が2本。
ターンダウンの時に2本追加で置いてくれます。
足りなくなったらたぶん追加でもらえると思いますが、
大浴場やプール、ジムにもたくさん置いてあるので特にお願いすることはありませんでした。
パウダールーム

パウダールームも広々していて木をふんだんに使った温かみのある空間で、
個人的にこれまで泊まった宿の中で一番好み。
細部までとにかく美しくて本当に素敵です。

アメニティ

アメニティは木の箱の中。
2段になっていて、1段目が男性用。2段目が女性用でした。

男性用はこんな感じ。


コスメは「FUKUBISUI(福美水)」。箱根の強羅花壇と同じですね。


こちらが女性用。
高級コスメとして知られる「SENSAI(センサイ)」のシリーズでした。うれしい!


そのほか諸々。


御影石内風呂&テラスデッキ

内風呂は御影石でできていて、お湯は、“美肌の湯”ともいわれる、
富士山麓の地下1,500mから湧き出た日本有数の天然アルカリ温泉。

ガラス扉を開けられるようになっていて、内風呂ですが、半露天風呂のようで解放感抜群!

お湯がわりと熱めだったので、しっかり温まっては、このテラスで涼むのが気持ちよかった◎


湯船のすぐ横が洗い場で、とても使いやすいお風呂でした。


このオリジナルのシャンプーとコンディショナー、ボディーソープもとても良かった。
いい香りで洗い上がりもサラッとしっとり。
買って帰りたいぐらいでしたが、販売はしていないようでちょっと残念。

そして、このお風呂からも富士山がキレイに見える!
きっと緻密に計算し尽くされているんだと思いますが、いやー、すごい。ぴったりサイズ。

早朝、赤富士を仰ぎ見ながら入るお風呂が最高すぎました。




とてもいいなと思ったのは、トイレが2つあること。
お風呂のすぐ横にひとつと玄関横にもうひとつあるので、
1人がお風呂に入っている間、脱衣所となる洗面所エリアの扉の鍵を閉めてしまっても、
もう1人は玄関横のトイレを使えるので問題なし。
お互い気にせずゆっくりできます◎
館内着&パジャマ

荷物を置ける場所は玄関入ってすぐ。

浴衣や羽織、靴下、巾着(お風呂に行く時用?)もあり。
浴衣はレストランへ行く時以外は館内どこでもOK。

この靴下と巾着も安っぽい素材でなく、質が良さそう。


その下の引き出しに、金庫とパジャマが入ってました。

セパレートタイプで着心地がいい◎
トイレ

そしてこの扉を開けるとトイレ。

お風呂の横のトイレより広々。とてもキレイ。


ということで…
どこもかしこも美しい!
キレイに使わなきゃと、自分自身も自然と行儀良くなったりして。
でも、心が落ち着く気持ちのいいお部屋で、とてもリラックスできました。
このあと、プールと大浴場に行ってから、食事しにダイニングへ。
それについてはまた別で書きたいと思います。
ターンダウンサービス

食事から戻ってくるとターンダウンサービスのあと。
障子越しの灯りが柔らかくて夜の雰囲気も素敵です。

テーブルにはお水が2本と、シャインマスカットのドライフルーツが置いてありました。


シャインマスカットのドライフルーツって珍しいですね。

翌朝頂いたのですが、これがとても美味しかった。
販売してるなら買いたいと思いましたが、これも館内のショップでは扱いなしでした。
部屋での過ごし方

部屋にいる時はほぼお風呂に入っているか、
このテラスやソファーでコーヒーやお茶を飲みながらぼーっと景色を眺めているか、でした。
壮大な景色に心が洗われるよう。
9月下旬だったので、窓を全開にしても寒くなく、ちょうどいい気候だったし、
富士山もキレイに見えて本当にラッキーでした。
他の部屋に泊まっていないので勝手な想像ですが、やっぱり高層階の方が良さそうな気がします。
(好みもあると思いますが)
次回泊まる機会があれば、やっぱり高層階がいいな。
また同じ6階でもいいけど、できれば7階の「ルーフトップ貴賓室」に泊まってみたいな。
ただ、富士山がキレイに見えるだろうと期待して見えなかったら残念すぎるので、
見えたらラッキーぐらいに思っておくほうがいいかもしれません。
でもやっぱり見たいですよね(笑)
富士山を堪能するための宿といってもいいぐらいですもんね。
今回はまだ夏の富士山という感じでしたが、
冬の雪化粧の富士山もきっともっとキレイだろうなと思うので、
またいつか、タイミング良く行けたらいいなと思います。

そうそう、書道も久々にやってみましたが、なかなか楽しい体験になりました。

墨汁ではなく、硯で墨をするっていうのもまたいいですね。
墨の匂いが懐かしくて、穏やかな気持ちになれました。
ルームサービス

ルームサービスもありました。
旦那さんはビールだけ追加注文(1本770円)しましたが、
その他にも、ワインや日本酒、ウイスキーなど、かなり充実したラインナップ。
食べ物は、オリーブ、ミックスナッツ&ポークジャーキー、チョコレートの盛り合わせ、
ドライフルーツの盛り合わせ、アイスクリームしかありません。
でも夕食も朝食もお腹いっぱいになったので、それで十分かなと思います。
以下、お部屋にあったメニューです。





おトクな一休限定プランや期間限定プランが満載。その場でポイント値引き。
毎月1日、9日、19日は人気の宿がポイント10倍以上!
タイムセールやポイントアップ期間に予約するのがおすすめ。
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