【2025年1月京都旅行③】バンヤンツリー東山京都|宿泊記〜会席料理レストランでの夕食 & 温泉大浴場編〜

今回私が予約した宿泊プランは、「滞在中1回 夕食ご招待」 というおまけ付き。
夕食はホテル内にある割烹料理レストラン「りょうぜん」で頂きました。

今回は主に、その夕食についてと、
その夕食の前後に楽しんだホテル内の天然温泉大浴場などについて書きたいと思います。

こちらのホテルです。
↓↓

<この記事内には一部アフェリエイトリンクを含みます>

目次

「りょうぜん」の前には能舞台と竹林

夕食の会場であるレストラン「りょうぜん」があるのは3階。

山の傾斜に建っているからか?3階にも関わらずテラス席があり、

その前には、立派な能舞台があります。
これも隈研吾さんのデザインだそう。

この日も次の日も何もやっていませんでしたが、
能の仕舞(能の一部を面・装束をつけずに着物と袴で舞う上演形式のこと)など、
時々イベントが開催されることがあるとか。

と言ってもこのホテルの開業自体が昨年の8月。
まだ半年も経っていないので、スタッフさんいわく、数回しか行われていとのこと。
イベントが行われた日はかなりの人が集まり、賑やかになったそうです。

ちなみに、舞台の上に上がってもOKらしいのですが、
誰も上がっていなかったのでなんとなく遠慮してしまいました。

能舞台の右横に小道があり、歩いていくと竹林へ続きます。

わりとすぐ行き止まりになってしまうので嵐山ほどでは全然ありませんが、
京都らしい自然が感じられて、ちょっと神聖な空気感もあります。

スタッフさんから伺った話だと、なんと、この道を清水寺まで伸ばそうという計画もあるとか。
いつになるのか、本当に実現するかは分かりませんが、結構すごい計画ですよね。

「りょうぜん」の店内

「りょうぜん」は、“地元の新鮮な季節の食材を取り込み、
季節を五感で感じるメニューを提供するレストラン”、とのことで、
懐石コースだけでなく、朝食では洋食メニューも用意していたり、
アフタヌーンティーも楽しめるよう。

夕食の時間は、18時00~22時00まで。
予約の際に18時〜の食事を希望したので、ぴったりに行ったら一番のりでした。

能舞台が見える窓際の席に案内して頂きましたが、
ライトアップされた能舞台が見切れて見えるだけであまり見えず。
冬は寒くて無理ですが、暖かくなったらテラス席の方が良さそうだなと思います。

後ろを振り返るとカウンター席もあり。
全部で48席(個室1室)あるようです。

この日は平日(金曜日)だったからか、空いていてとても静かでした。

夕食メニュー(会席コース)

まずはドリンクの注文から。
お酒のメニューも色々ありましたが、飲めないの私はノンアルコール。
京都らしいお茶のメニューもあって美味しそうでしたが、なかなかのお値段。。
普通にみかんジュースにしました。

今回の夕食は「招待」。
「京都の食材を中心として和食割烹。京都の旬を味わうコース料理の美食体験をご提供。」
とのことで、「風婆(ふうし)会席」というコースでした。

ざっと紹介します。

先(鱈白子の茶碗蒸し 菜の花 梅麩 ふきのとう べっこう飴)
椀(鯛葛打ち 鶴大根 日の出人参 大黒占地 鶴菜 柚子)
造(2種 あしらい 醤油麹と玉葱ドレッシング)
温(鰤と九条葱の山葵煮 海老芋 粟麩 姫三つ葉)
盛(金目鯛味噌漬け 数の子床漬け 河豚の煮凝り サーモン笹寿司 紅白なますといくら うるいと芹胡麻掛け)
サーモン笹寿司
留(河豚と冨貴のご飯)
留(河豚と冨貴のご飯 うすい豆 味噌汁 香物)
甘(苺アイスの最中 フルーツ2種)

…ということで、「招待」なので軽めかと思いきや、かなりしっかりしたコースでした。
特に目新しさや、インパクトの強いものがあったわけではありませんが、
ちょっとしたアクセントで工夫していたり、
ちゃんとした和食の料理人の方が作ってらっしゃるんだな〜という印象。

バンヤンツリーらしさはまったくなく、京都らしさにフォーカスしたのだろうな〜と思います。
私自身も京都らしい和食が食べたかったし、ボリューム的にも大満足。

土鍋ご飯が食べきれなかったのでおにぎりにしてほしいとお願いしたら快く対応してくれました。

このおにぎりが夜食にちょうど良くて美味しかった。

正直、思ったより普通のお店だったな、という印象はありますが、
若いスタッフさんが頑張っていて、とても親切丁寧なサービスでした。
中庭に猿が出てくることもあることや、
能楽堂の横から竹林につながる小道を清水寺まで伸ばす計画があることなど、
ちょっとした雑談もしてくれたり、
外国人観光客の方との英会話もスムーズで、
語学も日々勉強していると話てくださり好印象でした。

このホテルは周辺にお店がなく、
近くで外食するにしても10分ぐらいは歩かないといけないので、
面倒な方は夕食付きのプランがおすすめです。

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インルームダイニング(ルームサービス)のメニュー

ちなみに、18時〜21時はルームサービスの利用も可能。
ベッドサイドにあるQRコードからメニューを見ることができます。

スクロールできます
朝食

(右にスクロールできます→)
朝食メニューもあるので、部屋で朝食をとることも可能なようです。

ターンダウン後の客室

夕食後に部屋に戻るとターンダウンをしてくれたあとでした。

ベッドサイドにはお水と、

枕のメニュー、

そして、これはコースターのよう。
よく分かりませんが頂いて帰っていいようです。
(チェックアウト時にスタッフさんに聞いたら、この存在をあまり知らないのか、
「??…たぶん大丈夫です。」という感じでしたw)

さらに、テーブルの上には和菓子。

ウェルカムスイーツの菊もなかと同じ老舗和菓子屋さんのもののようで、とてもおいしいかったです。

ちなみに、窓から見える夜景もなかなかでした😎

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天然温泉の大浴場

大浴場(一休.comより)

夕食後は1階にある天然温泉の大浴場へ。
そんなに大きくありませんが、男女別で、内湯と露天風呂も完備。

露天風呂(一休.comより)

露天風呂といってもほぼ屋根で覆われているので、半露天風呂ぐらいな感じですが、
やっぱり外風呂は気持ちいいです。

滞在中に3回入りましたが、いつも空いていて、お風呂内では遭遇したのは2人だけでした。
ほぼ貸切状態で入れたのもとても良かったです。

ただひとつ気になったのは、脱衣所に洗顔、化粧水、乳液がなかったこと。

シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、タオルなどは当然用意されていますが、
いやいや、洗顔も化粧水も乳液も置いて置いてもらえないと手ぶらではいけないよ〜、
と思いました。

なかなかの高級ホテルなので、できれば置いてもらえると嬉しいです。

温泉の泉質・効能について

ちなみに、
天然温泉とのことで、脱衣所に温泉の成分表示が貼ってあったのですが、

源泉名は、「京都東山温泉
温泉の泉質は、「単純弱放射能冷鉱泉(放射能泉)
温泉の温度は、「源泉16.6℃ 公共の浴用に供する場所42℃

だそうです。

放射能泉ってなんだろう?と思って調べてみたら、以下のように書いてありました。

温泉法では特殊成分を含む療養泉(medical springs)に分類される。
日本の温泉において、8%ほどが放射能泉に該当する。

放射能泉はラジウムの含有量に関係なく、ラジウム温泉(ラジウム泉)と総称されることもあるが、
日本の場合はラドン含有量の多いものがほとんどであり、
そのような温泉は一般的に「ラドン温泉」(ラドン泉)と呼ばれている。

ウィキペディア

ラジウム温泉っていうのはなんとなく聞いたことありましたが、
日本の温泉において8%しかないって、ちょっと珍しい温泉なのかもしれませんね。

どんな効能があるかについては、以下のように書いてありました。

放射能などというと怖いイメージがありますが、
温泉に含まれる程度の放射能は体には良い方向にはたらきます。
例えば痛風に効く温泉として、飲泉では炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、硫黄泉に適応症がありますが、
入浴することによって痛風に適応症があるのは放射能泉だけです。
こんなことから、放射能泉は「通風の湯」と呼ばれます。
また、入浴により慢性胆のう炎、胆石症に効くのも放射能泉だけです。

このように放射能泉は他の泉質にない適応症を持つので、私は「万病の湯」と名づけました。
万病と言っても、もちろんどんな疾患も改善できるわけではありませんが、
他の泉質と比べて、それだけ多くの症状を改善できるのです。

温泉ソムリエ協会公式サイト

パパッと調べただけなので、あまり詳しいことは分かりませんが、なんだか良さそうですね。
なぜか公式サイトにも何も書かれてないのは外資系だからか?

そもそも京都市内では天然温泉があること自体貴重だし、
もうちょっとアピールしたらいいのに、と、ちょっともったいない気がしました。

そして、大浴場でゆっくり温まった後は、お部屋のお風呂でもゆっくり。
こちらはこちらで、ヒバの木の香りがとてもよくて癒されます。

お風呂三昧の滞在になりました😎

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