焼津への1泊旅行で宿泊した温泉旅館
「月と鮪 石上(ツキとマグロ いしがみ)」。
前回は客室と館内の施設について書きましたが、今回は、夕食と朝食についてです。
特に夕食では「日本一おいしい鮪のコース料理」が堪能できるということで、
そんなハードル上げて大丈夫?と思いつつ、
とても楽しみに、食事目的で行ってきたわけですが、
個人的には、期待を上回る大満足のクオリティでした。
(客室&館内施設については↓こちらをぜひ)

18:00 <夕食> 鮪づくしのコース料理

夕食は18時から「満月のダイニング」で。窓側に案内して頂きました。
が、暗くなるとあまり景色は見えません。
でも昼間とはまた全然違った雰囲気で素敵。テンション上がります。
私たちのお隣に、少し間を空けて職場仲間らしき4人組の女性がいて、
ひとつのテーブルに相席っぽい感じではありますが、
少し間が空いてるし、そんなに気になりません。
プライベートな話はしづらいけど、食事に夢中だったし、
お隣の方々の反応&感想も聞こえてきて、それもまた面白かったです。

↑こんな感じなので、家族や友人同士6人で泊まると貸切のような感じで食事できて
より楽しいかもしれません。
この日は5つの客室が満室だったので、他の方はどこにいるんだろう?と思ったら、
食事をする場所は、このダイニングの他に2つの個室があって、
あとの方はそちらにいらっしゃったよう。
私たちは朝食がそちらの個室でした。
で、夕食を個室で食べた方は、翌朝が満月のダイニングでの食事という感じ。
朝食が満月のダイニングの方が景色が良く見えていいかもとも思いますが、
私はやっぱりこの宿の顔であるこのダイニングで鮪のコースを食べたかったので、
夕食がこっちでラッキーでした。
というか、メインで接客をしてくださる女将さんも4代目のご主人もとても親切なので、
希望を言えば聞いてくれそう。
そうそう、書き忘れましたが、
女将さんは、この宿の4代目のご主人(当主)「石上将士」さんのお母様。
お2人のやりとりを見ていてなんとなくそうかなと思って伺ったらやっぱりそうで、
なるほど、ホントに家族経営なんだなと、ちょっとほっこりしました。
今回私は予約をした一休.comの情報だけしか見ずに予約をしたのですが、
あまりに食事が良かったので、帰ってから公式サイトを検索して見てみたら、
以下のようなプロフィールがありました。
大学卒業後、家業を継ぐために2004年より旅館「石上」へ。
月と鮪 石上 公式サイトより
それ以来、毎日鮪を触って、ずっと鮪の可能性を追求し続けてきた。鮪料理のプロフェッショナル。
さらに、今回私はお見かけしませんでしたが、
実は「石上翼」さんという弟さんもいらっしゃって、その方が料理を担当されているよう。
地元のイタリア料理店で10年ほど修行されてから、
2021年に石上に戻ってこられたそうで、
確かに、思い返せばそんなエッセンスも感じられるコースだったかもしれません。
そして、びっくりしたのが、料理の監修を、鳥羽周作さんがしていたこと。
なぜか一休.comには一言も書いてなかったので、後から知ってびっくりしました。
鳥羽周作さんといえば、
ミシュランの一つ星を獲得している代々木上原の人気フレンチレストラン
「sio(シオ)」オーナーシェフとして、
一時期はテレビの料理番組などにもレギュラー出演されていた有名料理人。
お店もあちこちに展開されていて、
私も何度か食事に伺ったことがあり、直接お話させて頂いたこともあるので、
旅館の料理のプロデュースまでやってたんだ〜と、
まさかのプチサプライズでした。
2022年7月にリニューアルオープンするタイミングで監修に入り、
石上兄弟と共にメニュー開発をされたのだそう。
その後、2024年に広末涼子さんとの騒動があり、
それ以降まったくメディアでは見かけなくなってしまって、今はどうされているのか?
ちょっと分かりませんが、鳥羽シェフの料理は本当に美味しかったし、
ガキ大将がそのまま大きくなったような愛嬌のある方で、
豪快さもありつつ、でも料理は意外と繊細で美しくて。
常にどうしたら面白いか、喜んでもらえるかを考えているような印象でした。
なのでコースを振り返ってみると、
言われてみれば鳥羽シェフらしいなと思う料理がいくつもあって、
そもそも「日本一おいしい鮪のコース」と自信満々に掲げるところが
鳥羽シェフらしいなと、納得、納得。
今はどの程度監修されているのか?
立ち上げのベース作りだけだったのか?
その辺はよく分かりませんが、そもそも石上兄弟の腕もいいんだろうな〜と思います。
と、前置きが長くなってしまいましたが、、


まずは、ドリンクから。
お酒は静岡だけに駿河の地酒が多めですね。
残念ながら私は全然飲めないので、ノンアルコールメニューが結構あったのがうれしい。

この三ヶ日青みかんスカッシュがスッキリさっぱりして美味しかった。
そして、いよいよコーススタート!

まず1品目は、鮪の最中。
鮪の漬けの上にビーツのマリネがのせてあって、
「マカロンのようにお召し上がりください」とのこと。
鮪とビーツなんて初めての組み合わせ。
でも確か鳥羽シェフのsioでもビーツをこんな風に使った料理があったな〜と
後から思い出しました。
鮪にはいぶりがっこかも混ざってたかも?
最中もサクサクで食感がとてもいいし、
いろんな味が口の中で混ざり合ってとても美味しいし、初めての味。
最中の焼き印はこの宿のロゴマーク。
空に浮かぶ月と駿河湾の水面に映る月、
2つの月を重ね合わせた真ん中に、よく見ると鮪がいるという、
まさに「月と鮪」。
ぱっと見シンプルですが、よく考えられた素敵なロゴマークですね。

そして2品目は、南鮪のトロの握り!
冬の厚手の布団のようにカットしているという、発想が面白い。
醤油ではなく、添えられた岩塩をパラパラと振りかけて頂くのですが、
とろっと柔らかくて、口の中であっという間に溶けてしまうよう。
感動の美味しさでした。
添えられた甘めのガリもおいし。

3品目は、南鮪の赤身を使った一品。
みじん切りにしたケッパーをオイルに漬けて、
その中で鮪をマリネにしたと言っていたような?(うろ覚え)
上には、芽ねぎ、紅たで、ディル、3種類の香草がどっさり。
イタリアンなのか、フレンチなのか、よく分かりませんが、これも初めての味で面白い。

そして4品目は鮪料理ではなく、確か里芋か何かのすり流しだったかな?
詳しくは忘れてしまったけど、中にもちっとぷるぷるの胡麻豆腐が入っていて、
熱々で、とても美味しかった記憶。
次の鮪料理に向けて口の中をリセットさせてくれるよう。

5品目は、南鮪のお造り。
大トロ、天身(てんみ)、血合下(ちあいした)、3種類の盛り合わせ。
天身や血合下なんて部位初めて知りました。
他ではあまり食べられないレア部位なのか分かりませんが、どれも抜群に美味しかった。
そういえば、あまり意識してませんでしたが、
このコースで使われている鮪はすべて南鮪(ミナミマグロ)。
本マグロ、メバチマグロ、キハダマグロなど、鮪にも色々と種類がありますが、
焼津港は南鮪の漁獲高が日本一なんだそう。
鮮度の高い極上の南鮪を余すところなく使ってコースを作ってくれているので、
いろんな部位が贅沢に楽しめます。
そして、それぞれの部位について鮪のプロフェッショナルである4代目が
タブレットに映し出された鮪の写真を手に、
どの部位を使っているかなど説明してくれるのですが、
分かりやすいし、「大トロ」ってここのことだったのか〜とか、
ちょっと勉強にもなりました。

ちなみに、南鮪の赤身は赤いダイヤと呼ばれ、
必須アミノ酸が含まれることからも、理想のバランス食品だと言われているのだそう。
(これもホームページに書いてありました)

↑この一番手前が大トロ。
分厚くて食べ応えあって最高でした。

そして6品目は、丸い大きな桜海老のかき揚げ!
確か満月をイメージしていると言っていたような?
これでもかというぐらい量の桜海老が使われていて、揚げたて熱々。
何もつけなくてもめちゃくちゃ美味しくて、記憶に残る一品でした。
こんな風に鮪以外の料理もいいタイミングで挟んでくれるので
飽きずに食べられてとてもいい◎

7品目は、鮪のほほ肉(たぶん)
じっくり2時間煮て作っているとのことで、
お箸を入れると身がほろっとほぐれて中はしっとり。
見た目ほどしょっぱくありません。
付け合わせのカブが抜群に美味しくて、そっちの方が印象に残ってるかも。

そして8品目が、月と鮪をイメージしたねぎトロ!
鮪の皮を剥いで叩いたものを鮪の皮の上に乗せていて、ボリュームがすごい。
もりもりで贅沢すぎます。
卵黄の醤油漬け、べっこう玉がまさに月のようで、本当に見事な「月と鮪」です。

一緒に味わう土鍋ご飯のお米は「秋の結び」といって、
鮪や鰹のアラを肥料にして育てた珍しいお米。
特別に契約農家に作ってもらっているのだそう。
お米にまで鮪が使われているなんてすごいですよね。まさに鮪三昧。

温かいご飯の上にねぎトロを乗せると脂が溶けて甘みと旨味が増し増し。
濃厚なべっこう玉と混ざり合って、とろける美味しさでした。
もうこの時点でだいぶお腹いっぱいでしたが、デザートがまた抜群に美味しかった!


美しいガラスの器で提供されたのは自家製の塩キャラメルのアイスクリーム。
焼津市が汲み上げた海洋深層水を精製して作ったお塩を使っているそう。
塩とキャラメルのほろ苦さがいい塩梅で、砕いたビスケットがいいアクセントになってて、
もう1個食べたかったぐらい。
そういえば鳥羽シェフのsioで食べた塩のアイスも美味しかったなと思い出しました。

アイスで終わりかと思いきや、さらにお抹茶と自家製の苺大福まで出して頂き、
最後まで素晴らしいおもてなしに感服。
食後にお抹茶たててくれるなんてなかなかない気がします。

この手作り感満載の苺大福がまた美味しくて、
お腹いっぱいなのにもう一個食べたかったぐらい。
ちなみに、「月と鮪 石上」なので石の上に乗せているそうで、
なんておしゃれ(笑)
細部まで考えられていて素敵です。

ということで、時間的には2時間20分ぐらいかな。
でも料理と料理の間もほどよくてあっという間に感じるぐらい、
とても楽しいディナーで大満足でした。
食後はラウンジでコーヒー飲んだり、またお風呂に入りに行ったりしてゆっくり。

ちょっと外に出てみたら、星が結構見えてキレイ。
写真は分かりづらいですが、オリオン座も見えました。
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満月のダイニングで日の出を眺める朝時間

翌日の朝。
天気がいいと朝日がのぼってくるのが見えると聞いて、
6時頃に満月のダイニングに行ってみたら
とてもキレイなグラデーションが見れました。

相模湾の水平線が少しずつ赤らんでくるのをぼーっと眺めていると、

6時半ぐらいにぽこっと頭を出した太陽。

きれいだったな〜。
ちょっと得した気分でしばらく眺めてました。

8:00 <朝食> 鮪が主役の和食

翌日の朝食は8時から。
女将さんが部屋まで呼びにきてくれて個室に案内頂きました。
夕食を食べた満月のダイニングの反対側にあって、
裏山を眺めながらゆったりと食事ができます。

メニューはやっぱり鮪が主役の和食。
鮪の中落ちと、もうひとつ中央のも鮪ですが部位などは忘れてしまいました。


朝から鮪の中おちなんて贅沢ですね。
ロゴマーク入りのだし巻き卵もおいしかったし、


炊き立ての土鍋ご飯も、具沢山のお味噌汁も、

この芽キャベツをのせたふろふき大根も出汁が染みてておいしかった。
ひとつひとつが意外と大きいので、朝からお腹パンパンになりました。

食後のお茶も抜かりなくこだわっているのも個人的に高ポイント。



これは確か、県内のどこかの農家産のいちごで作ったヨーグルトアイス。
さっぱりしてとても美味しかった。
夕食もそうでしたが、デザートまでしっかり手作りしてて美味しいのも好印象。
デザートだけ出すカフェとかやってくれたら通いたいぐらいです。

そうそう、個室は↑こんな感じの和室でとてもゆったり。
満月のダイニングとまた違う雰囲気で、これはこれでよかったです。
10:30 チェックアウト

お腹いっぱいに食べた後は、お部屋でひと休みしてから10時30分にチェックアウト。
タクシーを呼んで頂き、女将さんにお見送りして頂きながら用宗に向かいました。
なんと、来た時と同じ運転手さんだったのが田舎あるあるというか、またほっこり。
とても温かい気持ちになれる旅でした。
賑やかな場所での生活に疲れたらまたゆっくり癒されに行くのもいいし、
何よりまた季節を変えてあの鮪コースを食べに行きたいな。
素泊まりや朝食だけの宿泊プランもあるようですが、
ここに泊まって夕食食べないなんてもったいない!
そしてこんな風に家族で頑張っている温かみのある素敵な宿、
とても貴重だと思うので絶対なくならないでほしいな〜と心から思います。
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