少し前ですが、
昨年(2023年)11月24日に開業した麻布台ヒルズでランチを食べてきました。
フレンチの巨匠、三國シェフがプロデュースしたレストランがオープンすると聞き、
絶対行きたい!と楽しみにしていのでした。
お店の名前は、「Dining 33(ダイニング サーティースリー)」!
まだオープンしたばかりでなかなか予約も取りづらい状況ではありますが、
記念日はもちろん、コスパもいいので、女子会にもおすすめ!
料理だけでなく、窓からの景色も最高で、テンション上がること間違いなしのお店です👍
三國シェフ
フレンチの巨匠、三國清三シェフのことは、
グルメ好きなら知らない人はいないのでは?と思いつつ、10代20代だとちょっと微妙でしょうか?
<三國清三シェフのプロフィール>
北海道増毛町出身。「札幌グランドホテル」「帝国ホテル」で修業後、1974年日本大使館にて料理長に就任。勤務の傍ら、巨匠シェフのフレディ・ジラルデ氏に師事。以降「トロワグロ」「アラン・シャペル」等三ツ星レストランを経て帰国。1985年、東京・四ツ谷に「オテル・ドゥ・ミクニ」開業。内外での受賞・受勲歴多数。日本におけるフランス料理の発展に寄与する一方で、子供の食育活動やスローフード推進、ウェルネスフードの啓蒙活動など、多彩に貪欲に尽力し続けている。2022年12月末には「オテル・ドゥ・ミクニ」を新たな形でリ・スタートさせるために一旦閉業。今後の活躍にも大いに注目が集まっている。
私は、2022年12月末に閉業してしまった「オテル・ドゥ・ミクニ」に
だいぶ前に一度だけ行ったことありますが、感動的に美味しかったのをよく覚えています。
あと、三國シェフがコロナ渦から始められ、
現在登録者数48万人を超えている(2024年1月時点)YouTubeチャンネルは、
今でも好きでよく見ていますし、
三國シェフの自伝「三流シェフ」も購入して読んだぐらい、
結構好き、というか、人としてもとてもパワフルで面白い方だな〜と尊敬しています。
自伝「三流シェフ」にも、不屈の闘志で逆境をものともせずに乗り越え、
世界に認められるシェフになっていくまでのストーリーが描かれていて、
改めて三國シェフの凄さを知りました。
今の時代では信じられないことも多いですが、ぜひ若い人にも読んでほしい、
素晴らしい本だと思います。
この本のラストには、なぜオテル・ドゥ・ミクニを閉めたか?ということについても書いていますが、
(YouTubeなどでも語ってらっしゃいます)
その理由は、「もう一度自分の身ひとつで料理と向き合いたい、
70歳で新たな夢を実現させたい」というもの。
70歳でカウンターのみ8席の「三國」というお店を開いて、仕入れから何から何まで自分で行い、
真摯に料理に向き合いたい、というのです。
いや、ほんとにスゴい!
そのお店は今年(2024年)秋のオープン予定だそうで、
今回紹介する「Dining 33」とはまた違いますが、
きっと予約を取ることすら難しいお店になるのでは?
オープンしたとて、行けるかどうかわかりませんが、とても楽しみです。
と、前置きが長くなりましたが、そんな三國シェフがプロデュースを手掛けた「Dining 33」!
通常三國シェフはいらっしゃらないようですが、(オープニングはいらっしゃったそうです)
三國イズムがしっかりと受け継がれていることは存分に感じられるお店でした。
「Dining 33」お店の場所
「Dining33」があるのは、昨年(2023年)11月に開業したばかりで話題の
「麻布台ヒルズ 」の中央にある森JPタワー。
○東京メトロ南北線『六本木一丁目駅』 2番出口 徒歩4分
○東京メトロ日比谷線『神谷町駅』 5番出口 直結
○東京メトロ日比谷線『六本木駅』 3番出口 徒歩10分
○都営大江戸線『六本木駅』 5番出口 徒歩10分
○都営大江戸線『麻布十番駅』 6番出口 徒歩10分
○東京メトロ南北線『麻布十番駅』 3番出口 徒歩11分
○都営三田線『御成門駅』 A6出口 徒歩11分
私が行ったのはオープンして間もなく、さらにクリスマスシーズンだったので、
森JPタワーの入り口にある中央広場ではクリスマスマーケットが開かれていたり、
平日にも関わらずとても賑わっていました。
個人的にはクリスマスツリーよりも、↑この、奈良美智さんの作品「東京の森の子」が気になり、
いろんな角度から写真を撮ってしまいました。
奈良美智さんの作品好き
木のような頭部を持つブロンズ像で、高さは約7メートルと見上げる大きさ。
奈良さんはこれまで同様の作品として「Miss Forest / 森の子」(青森県立美術館)、
「森の子」(N’s YARD)などを手がけていて、これは“森の子”シリーズの8体目の作品。
シリーズ過去最大のサイズで、奈良さんの野外彫刻が都内に常設されるのは、
これが初めてとなるそうです。
そして、中央広場から「森JPタワー」に入ると、
気になるお店がたくさんあって目移りしてしまいますが、目指すは33階!
「Dining 33」という名前の通り、33階にあります。
麻布台ヒルズの中では最上階に位置するレストランだそう。
33階は「Hills House」といって、会員専用エリア「Members Lounge」やスカイロビーがあります。
↑こちらがスカイロビー。東京の街、ベイエリアを一望できます。
無料で入れるエリアだよ
そびえ立つ東京タワーも、つまみたくなるほど間近。
そんなスカイロビーと同じフロアにあるDining 33。↑こちらがお店の入り口です。
店先にはパティスリー「Dining 33 Pâtisserie à la maison」も併設。
華やかなケーキや手土産にも喜ばれそうな焼き菓子が販売されています。
ちょっとお高め
「Dining 33」の店内
店内はとても広々。スカイロビーと同じく、自然光が差し込み、明るくて開放感あり。
高級感ありつつも、“三國シェフがプロデュースするグランビストロ”と謳っているとおり、
グランメゾンではなくグランビストロ。
少しカジュアルな感じもあり、肩肘張らず食事が楽しめる空間になってます。
なので、比較的カジュアルな服装でも大丈夫👍
といってもほどほどに
窓際の席からは東京タワーがめちゃくちゃよく見えます!
なので、できれば窓側の席に座りたいですが、残念ながら席の指定はできないそう。
その時の運ですね。
私は、窓から少し離れた席でしたが、4人席に2人だったので広々座れて、
それはそれでとても良かったです。
右を向くとこんな感じ。
後ろを振り返ると、並んで窓の外の景色を見ながら食事ができる席もあって、
その席もいいな〜と思いました。
平日の13時入店でしたが、ほぼ満席。
でもテーブルとテーブルの間が広めなのでゆったりしていていいです。
ちなみに、10名まで入れる個室もあり。
東京タワーが真正面に見えるそうで、中にはなんと、掘りごたつ式の個室もあるらしいです。
めちゃくちゃ気になる
ランチコース
料理は、三國シェフが長いキャリアの中で築いた確かな骨格を有する正統派フレンチでありつつ、
日本の風土を映し込み、次世代へと昇華させた新たな料理観、
「ジャポニゼ」の思想を、料理から器、設え、
サービスに至るまで細かくちりばめている、とのこと。
ランチでもそれは存分に感じられます。
ランチは6000円のコースのみ。
クリスマスシーズンだったのでクリスマスのスペシャルコースもありましたが、
普通のコースにしました。
夜のコースは11000円
ドリンクメニュー
ドリンクは、三國シェフセレクトのワインに加え、ビールやカクテルも種類豊富。
私はまず「発酵とマンゴーと発酵」(1500円)というノンアルコールカクテルを注文。
和紅茶とマンゴーのジュースをアガー(ゼリーなどを作る時に使う海藻由来のパウダー)
を使って透明にしたもので、グラスの周りにはついてるのは味噌のパウダー。
和紅茶と味噌が発酵食品なので、「発酵とマンゴーと発酵」ということだそう。
ソルティ・ドッグみたいですね。
塩代わりに舐めながら飲むとマンゴーの甘みが引き立って面白い!
初めての飲み物でした。
美味しかった!
友人が頼んだのは、正式なメニュー名は忘れてしまいましたが、蕎麦茶と洋梨のカクテル。
フランスブルターニュ地方のガレットをイメージして作ったそう。
ガレットにはシードルを合わせるのが定番。
シードルといえばリンゴですが、リンゴではなく洋梨を使って蕎麦茶と合わせたユニークなカクテル。
確か上に飾っているのはトマトのチュイールだったかと。
いろいろ斬新でうろ覚え
ちなみにお水は、英国王室御用達のミネラルウォーター「HILDON」(1500円)でした。
アミューズ
アミューズは、カブのブランマンジェ。滑らかでクリーミーで美味しかった!
パンはフォカッチャ。
少しグリーンがかったバターのようなものは、
ハーブを入れオリーブオイルを固めたものだそう。
一口食べるとハーブの香りが口の中に広がります。
スープ:和風オニオングラタンスープ
この和風オニオングラタンスープ、めっちゃ美味しかった!
おかかが散らしてあって、和の出汁の旨味たっぷり。熱々で体が温まります。
魚料理:鰆の塩昆布焼き、3種のピュレ添え
鰆がふわふわ。パウダー状にした塩昆布の旨味も凄くてとても美味しかった。
鮮やかなピンク色のビーツのソースもよく合います。
肉料理:仔羊とフォアグラのパイ包み焼き
そしてメインは、子羊とフォアグラのパイ包み焼き!
三國シェフ初の試みとして、
「大皿料理をシェアするスタイルで提供したい」という思いがあったそうで、これで2人分。
中はこんな感じ!
ソースは、トリュフと赤ワインのソース。
ソースをかけるのではなく、つけて食べた方がパイのパリッと感が損なわれなかったのですが、
テンション上がって上からかけてしまいました。でも食べてしまえば味は一緒!
完璧な火入でお肉も柔らかく、間違いない美味しさでした。
ランチでこれが食べられるのは嬉しいですね〜
デザート:バラのスープ・モンブランタルト・マスカルポーネのグラス
デザートの盛り合わせも豪華で、
バラのスープ・モンブランタルト・マスカルポーネのグラスの盛り合わせ。
特に、手前の左、杉並区の内藤さんという栗農家の和栗を使ったモンブランタルトが
栗そのものな感じで美味しかった!
これはバラのスープ。丸い果肉はメロンだったかな?
マスカルティーとイチゴのマカロン
最後は、イチゴのマカロンとマスカルティー(マカイバリ茶園 ダージリン有機紅茶マスカテル)。
コーヒーなどはなく、マスカルティー一択ですが、
最後まで、素材へのこだわりが感じられるものばかりで大満足のランチ!
料理が運ばれてくる度に友人と盛り上がり、とてもとても楽しい時間でした😊
↑このティーポットカバーもかわいい。
この場所で、この料理。そして、オープンして間もないのにサービスもスマート。
料理の説明はもちろん、気遣いなど、
みなさんプロフェッショナルだな〜という感じで心地よかった。
これで6000円は高くないのでは?
というか、コスパよくないですか??
三國シェフプローデュースのお店で、
しかも麻布台ヒルズ内のレストランの中でも最高の景色が見られる場所にあるので、
ランチでも1万円ぐらいするのかと思っていましたが、
きっとカジュアルに本格フレンチを楽しんでほしいという思いがあるのだろうと勝手に思いました。
ランチもいいですが、夜は夜で素晴らしい夜景が見られそう。
絶対また行きたいお店です👍
店舗情報&予約方法
■Dining 33
<住所>東京都港区麻布台1丁目3-1麻布台ヒルズ森JPタワー33階
<電話>050-5592-2313
<営業時間>LUNCH 11:00-15:00(L.O.14:00) *最終入店は13時
DINNER 18:00-23:00(L.O.22:00)
公式サイトから予約できます。
以下、注意事項です。
*席の指定はできません。
*9名様以上の予約は店頭または電話にて問い合わせください。
*店内は全席禁煙。喫煙は同フロア内の喫煙ルームを利用。
*9歳以下の子様連れのご利用は個室利用の場合のみ。
*メニュー内容および料金は、予告なく変更する場合があります。
*ディナータイム(18:00以降)は別途12%のサービスがかかります。
*個室は10名まで入れる部屋があるよう。
個室使用料:16,500円(税込)
個室の予約を希望する場合は、電話にてお問合せ。
また、少人数の場合でも、公式サイトだとなかなか取りづらく、枠がないことが多いです。
そういう場合もお店に直接電話してみると意外と取れたりするかもしれません。
私もそれで取れました。
もちろん、早めの方が確実です👍
<追記>
現在は食べログでも予約が可能!
オープン当初よりだいぶ予約が取りやすくなっているようです。
\ 食べログで予約するとVポイントが貯まる! /
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その他立ち寄った麻布台ヒルズ内のお店(アラビカ東京・中村藤吉)
Dining 33で15時の閉店までゆっくりと食事を楽しんだ後、
麻布台ヒルズ内をぶらぶらと散策し、いくつかお店に立ち寄りました。
アラビカ東京(スペシャリティコーヒーロースター)
「アラビカ」は、日本人オーナーが2013年に香港でスタートし、
2014年に京都にフラッグストアをオープンしたスペシャルティコーヒーブランド。
創業10年で、世界の20以上の国と地域に、150店舗を超えて展開中だそう。
日本には現在6店舗。
京都のコーヒーブームの火付け役とも言われているようで京都に3店舗、
北海道のニセコに1店舗、
そして、東京発出店ということで、この麻布台ヒルズに2店舗が同時オープンしています。
↑上の写真はタワープラザの4階にある店舗。
遠目から撮ったので分かりづらいですが、とても素敵なデザインのお店。
テラス席も含め全39席あって、もうひとつの店舗より大きめ。
平日でしたが、オープン間もないこともあってか、
結構行列が長かったので、もうひとつ店舗に行きました。
こちらはガーデンプラザの地下1階にあるお店。
地下鉄日比谷線神谷町の駅に近い場所にあります。
店内に座るスペースはほとんどありませんが(3人ぐらい座れるベンチがあっただけのような?)
お店の外にいくつかベンチが置いてあるので、そこで一休みすることに。
こちらは10人弱しか並んでなかったので、15分ほどでオーダーできました。
Kyoto Latteという練乳入りのカフェラテが、ほんのり甘めでとても美味しかったです👍
中村藤吉麻布台(日本茶TOGOスタンド)
もうひとつ立ち寄ったのが、「中村藤吉」というお茶屋さん。
中村藤吉本店は、1854年に日本を代表するお茶所、京都宇治に生まれた日本茶ブランドだそう。
麻布台ヒルズでは新しいテイクアウト業態として、各種日本茶のみならず、
生茶ゼリイを使ったデザートドリンクなども楽しめたり、
ティーバッグやスイーツ類も販売しています。
夕方16時頃に行ったのですが、すでに品薄であまり選べる状態でもなく、
残っていたこの2つのお菓子を買いました。
パッケージが可愛かったので、年始に人にあげるのにも良さそうと思ったのでした。
ですが、気になって結局自分で食べてしまったのですが、どちらもお茶の香りがとてもよく、
美味しかったので、あっという間に食べてしまいました😋
手土産などにオススメです👍
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