【山形・赤湯温泉】全3室のオーベルジュ「OSTERIA SINCERITA(オステリア・シンチェリータ)」宿泊記ブログ②夕食編

1泊2日の山形旅行で宿泊した温泉オーベルジュ、
OSTERIA SINCERITA(オステリア シンチェリータ)」。

今回は、一番楽しみにしていた宿の中にあるイタリアンレストラン、
Stanza della SINCERITA(スタンザ デッラ シンチェリータ)」での夕食について。

山形・置賜盆地の食の豊かさを存分に感じられる素晴らしいコースでした。

*お部屋や貸切露天風呂などについてはこちらをぜひ。
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目次

スタンザ デッラ シンチェリータでの夕食

レストラン「Stanza della SINCERITA(スタンザ デッラ シンチェリータ)」がある建物

夕食は18時30分から一斉スタート。
温泉を堪能してリラックスしていたので、館内着を着てレストラン棟へ向かいました。

前回も書きましたが、「シンチェリータ」とはイタリア語で、
「誠実」「真心」「誠(まこと)」というイタリア語。

原田誠シェフの名前に由来していて、さらに、
「山形・置賜盆地の圧倒的な寒暖差がもたらす気候、
隣接地のブナの原生林からなる山々の恵みなど、
この豊かな大地に身を置き、日々、食材と調理の「真実」を追求し、
新たな料理に挑戦する場」ということで、
「Stanza della SINCERITA(スタンザ デッラ シンチェリータ)」。
イタリア語で「誠の部屋」という感じでしょうか?
そう訳すとより親しみ湧きますね。

原田誠シェフのプロフィール
1973年、新潟県三条市生まれ。 地元・三条市の食堂を営む三代目として育つ。 10年以上にわたり和食店で研鑽を積んだ後、イタリア料理の世界へ。 西麻布の名店『アルポルト』にて3年間修業し、技術と感性を磨く。 2010年、地元三条市にて自身の店『イル リポーゾ』を開業。ミシュラン一つ星を獲得。 2021年に同店を閉じ、山形県南陽市赤湯温泉の老舗旅館 『山形座 瀧波』のシェフに就任。 2023年4月、同旅館の別館として誕生した 『オステリア・シンチェリータ』内レストラン 『スタンザ デラ シンチェリータ』のシェフに就任。

写真は一休.comより

中に入ると天井が高く開放感のある素敵なオープンキッチン。

この日は、個室を希望した家族がいたため、カウンターは4人だけだったので、
より特等席感がありました。

(カウンター最大8席/個室1部屋4名様まで)

かつて龍波の大浴場だった場所をリニューアルしてレストランにしているそうで、
見上げるとその名残が感じられる跡も残っていたりして面白い。

ちなみにシンチェリータのサインは原田誠シェフの直筆。
置賜盆地の山々、世界で最も厳しい基準で生育されているという
山形が誇る米沢牛をモチーフにしているそう。

まずは、みんなで乾杯からスタート!

確か一杯目のシャンパンはサービスだったような?
私はお酒が飲めないのでノンアルコールのシャンパンにして頂きました。

最初にシェフからも色々な説明がありましたが、
この宿は置賜盆地(「米沢盆地」ともいわれる)にあって、
四方をぐるりと2000m級の山々に囲まれています。
風が高い山々を超えて来る時に、いわゆるフェーン現象で渇いた風になり、
渇いた風は温まりやすく冷めやすいので、
夏、日中は35℃まで気温が上がりますが、夜半、朝方は20℃まで下がる。
この1日の15℃の寒暖差が野菜、フルーツ、米沢牛までも美味しくすることから、
「魔法の盆地、奇跡の盆地」と呼ばれているのだとか。

メニュー

そんな置賜盆地の恵みを存分に楽しめるコースということで、
メニューだけでは、どんな料理かさっぱり分かりませんでしたが、
目の前で仕上げられていく様子を見てるのも楽しい。

金髪の方が原田シェフ。
そしてその右腕的に重要な役割をされていた真ん中の方も、
昨年末 山形から美食を発信する「第4回次世代ガストロノミーコンペティション」で
グランプリを受賞されたそうで。
期待のホープですね。

まずは前菜3品ということで、野菜のタルトから。
どほな・しどけ・ガスエビを使っていて、薄いタルトがパリッと軽くて美味しい。

「どほな」は東北地方などで親しまれている山菜「イヌドウナ」の地方名

桜肉と山菜とアスパラを、
山形の「最上早生(もがみわせ)」という蕎麦粉を使ったガレットに乗せた一品。

馬肉をこんな風に食べるなんてはじめて。これも抜群に美味しかった!

そしてもうひとつ、米こっこ地鶏とおかひじきの茶碗蒸しのような一品。
どれも美味しくてこの後への期待が高まります。

メニューの2つ目にあった「monte e mare(モンテ・エ・マーレ)」は、
イタリア語で「山(monte)」と「海(mare)」という意味。
山形県の県魚「サクラマス」の上に山菜のサラダをたっぷり乗せて、
仕上げにサクラマスの頭と骨から取ったソースをかけてくれました。
見た目も美しい。

サクラマスは皮めをパリっと香ばしく焼きつつ、身はほぼお刺身状態。
シェフいわく、生が一番美味しいのだそう。

メニューの入っていた封筒には食材についての解説も入っていて親切。

せっかくなのでハーフペアリングにしました。
(40ml×7種類で8800円)
旦那さんはアルコールのペアリングで、私はノンアルコール。

焼きたてのフォカッチャは、山形産の小麦粉「ゆきちから」とジャガイモ、
サツマイモも使っているとのこと。

外はカリッと中はもっちり、さつまいもが入っているのでほんのり甘みもあり。

続いては、山形県・船形町の特産、船形マッシュルームを使った一品。
目の前でコンソメスープをかけて仕上げてくれて、めちゃくちゃ芳醇ないい香り。

下にはラビオリのようなものが入っていました。

続いて、パスタはタリオリーニ。

ボンゴレビアンコとジェノベーゼを足して2で割ったイメージのパスタとのこと。
通常ボンゴレはアサリですが、山形の美味しいつぶ貝にかえ、
バジルや松の実の代わりに山形の様々な野菜とくるみを使って
こしあぶらと合わせ、山形の恵みをぎゅっと詰め込んだ一皿。

ペアリングは、釜炒り緑茶「IRIKA 炒香」。

そして、5品目は、「鯉(carpe)」!
3年かけて山形県産米と銘酒の酒粕を与え育てるという高橋鯉屋のブランド鯉
「宵桜」を使ったスペシャリテ的な料理。

山形の郷土料理「だし」の上に、(たしか)グリルした鯉、
そしてその上に鯉のカルパッチョがのっていて、
鯉の頭と骨から取ったブイヨンのスープをかけ、
香ばしくフリットした皮を散らすという手の込んだ一品。

鯉自体あまり食べたことありませんでしたが、こんなに美味しい魚だったとは。
そして、すべてのバランスが完璧で感動的に美味しかった。

記憶に残る一皿でした。

ペアリングは、Jewel of Flowers HANA(花茶)

続いてはいよいよ「米沢牛」!
メニューには「manzo “yonezawa”(マンツォ ヨネザワ)×2」と書いてあって、
2品違う調理法で出してくれます。

「manzo」はイタリア語で牛肉

その前にナイフの色を選ばせてくれたので、私は水色をチョイス。
ちょっとしたことですが気分が上がる素敵なサービスですね。

まず一皿目が、米沢牛のフィレ。しっとり柔らかくてさすがの美味しさ。

ペアリングは、たしかクラフトコーラ。

米沢牛2皿目は、頬肉の煮込みとサーロイン。サーロインの下に頬肉が隠れてました。

ここで山菜の土鍋ご飯が登場。

山菜のひとつ、フランス原産の野生種で栽培が非常に難しいといわれる
アスパラソバージュも山形産。
酒田で作られている日本で唯一の国産アスパラソバージュだそう。

なんと頬肉とサーロインのデミグラスソースに足してくれて、
リゾットのように頂きました。

ペアリングはたしかスパイスの効いたぶどうジュース。

そしてデザートは、モヒートとふじりんごのソルベ、だったかな?
結婚記念日だったので、アニバーサリープレートにしてくれました。
皆さんで祝って頂き、うれし恥ずかし。(どっちかというとうれしいw)

食後のドリンクはハーブティー。

苺(おとめ心)とボネ、三菜を使ったデザート。

さらに3種類の小菓子!

ということで、ざっと振り返りましたが、、本当に全部美味しかった!

今回初めての山形旅行で、山形に関してほぼ予備知識がありませんでしたが、
思った以上に食材の宝庫なんだなと、改めて知りました。
それを存分に生かした原田シェフの料理は意表をつくものも多く、
最後まで楽しく味わえました。
素晴らしいの一言です。

旦那さんが飲んだペアリングのドリンク

あと、今回カウンター席が4人だけだったので、
コミュニケーションがとりやすかったのもよかった。
シェフも食材や料理についてなど、色々と話してくれて、
ソムリエの高橋さんもサービス精神旺盛。
スタッフの皆さんがとても仲良さそうだったのも心地よく感じました。

なんと、社長さんが直々に挨拶に来てくれたのもびっくり。初めての体験です。
お隣の瀧波の夕食で毎日蕎麦打ちをして振る舞ってらっしゃるそうで、
それもいつか食べてみたいな〜と思う、
人柄の良さそうな素敵な社長さんでした。
こういう社長さんだからスタッフの方の雰囲気もいいんだろうな、と、納得納得。

そんな感じで、とても和やかな雰囲気で楽しいディナータイムを過ごせました。
お腹パンパン!

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夜の貸切露天風呂「湯室(ゆむろ)」

食後、一休みしたあと貸切風呂でリラックス。

*この貸切風呂については前回書いたので詳しくはそちらをぜひ。

夜は夜でまた違ういい雰囲気です。

最高。

お部屋で夜食

夕食で十分お腹いっぱいでしたが、なんと夜食もあり。
22時半過ぎだったかな?スタッフの方が届けにきてくれました。

パンにトマトや生ハムをのせたブルスケッタというのか?オープンサンド?
夕食にもでた山菜ご飯のおにぎりとフルーツも。

さすがにお腹いっぱいすぎて食べられず、翌早朝、美味しく頂きました。

寝る前にお部屋のお風呂にもゆっくり浸かり、ほどよくぐったり。
幸せな気持ちでぐっすり眠れました。

朝食についてなどはまた次回♪

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