5月下旬、1泊2日で伊豆旅行に行ってきました。
宿泊したのは、「arcana izu(アルカナ イズ)」というオーベルジュ。
だいぶ前から一度行ってみたいと思っていましたが、
大人気のようで、週末などは特になかなか予約が取れず。
今回は、3ヶ月以上前に、平日の金曜日に空室があったのを見つけ、
速攻で予約して楽しみに行ってきました😎
arcana izu(アルカナ イズ)の基本情報
「arcana izu」があるのは、伊豆の湯ヶ島。
中伊豆と呼ばれるエリアです。
↓ ↓
狩野川沿いの豊かな自然の中にある、全16室のこじんまりした、
でもちょっとラグジュアリーな、フレンチオーベルジュです。
オープンしてもう19年ぐらいになるそうなので(2006年2月開業)、
新しいホテルではありませんが、今なお大人気で、なかなか予約が取れない宿になっています。
緑の森に囲まれるような客室はすべて源泉かけ流しの温泉露天風呂付きで、
オーベルジュというだけあって、食事がとにかく素晴らしい!との口コミ多数。
食事を楽しみに行く人が多いよう。
私も、だいぶ前ではありますが、食通の知人からおすすめされて知りました。
宿泊料は時期にもよると思いますが、一番安くても13万円以上はするので(一休.com調べ)、
いわゆる高級宿の部類ですね。
ミシュランキーも獲得
「ミシュランキー」ってご存知でしょうか?
ようは、レストランの格付けを行うあの『ミシュランガイド』のホテルバージョンです。
昨年新設され、日本でも2024年7月4日に、
全国の宿泊施設から108の旅館・ホテルが選出されたことが発表されました。
「arcana izu」もそのひとつとしてミシュランキーを獲得しています。
『ミシュランキー』5つの評価基準
1. ホテル自体が旅の目的地であり、その土地ならではの体験ができる
2. 素晴らしい建築とインテリアデザイン
3. 施設の個性やユニークな特徴を反映した独自性がある
4. サービスの質、快適性、メンテナンスが行き届いている
5. 価格に見合った体験ができる
※ミシュランキーホテル一覧はこちら(ミシュランガイド公式HP)
レストランのように星⭐️ではなく、
1ミシュランキー、2ミシュランキー、3ミシュランキーと評価されます。
●1ミシュランキー 特別な滞在(85軒)
独自の個性と魅力を持った目的地。型にはまらず、他にはない体験を提供している。サービスは常に一歩先を行き、同じ価格帯の宿泊施設より、はるかに多くのことを提案している。
●2ミシュランキー 素晴らしい滞在(17軒)
思い出に残る体験ができ、あらゆる点においてユニークで特別な宿泊施設。個性的かつ魅力的であり、誇りを持ち細心の配慮を心がけ運営している。人々の目を引くデザインや建築、その土地の持つ魅力が特別な場所や空間を演出している。
●3ミシュランキー 最上級の滞在(6軒)
快適さとサービス、スタイルとエレガンスの全てを高いレベルで提供。世界で最も注目に値する最上級なホテルのひとつであり、一生に一度の特別な旅の目的地となる。真に素晴らしいホスピタリティのすべての要素がここにあり、その滞在は長く記憶に残る。
arcana izuは、1ミシュランキーだそうです。
*ちなみに、以前ブログに書いた↓以下のホテルも1ミシュランキーです。
修善寺駅からバスでのアクセス

今回も私たちは車は使わず、公共交通機関を利用。
正直あまりアクセスが良くないので本当は車で行った方が楽だと思いますが、
電車もバスも好きなので、そんなに苦になりません。
↓こんな感じのルートでarcana izuまで辿り着きました。
新横浜→三島(新幹線こだま:35分:自由席1人3450円)
⇩
三島→修善寺(伊豆箱根駿豆線:36分:1人550円)
⇩
修善寺→湯ヶ島温泉口(東海バス:約30分:1人840円)
⇩
湯ヶ島温泉口→arcana izu(徒歩:約25分)*道に迷わなければ15分位
*送迎サービスはありません。

修善寺駅前からはバスがたくさん出てますが、5番乗り場から乗車。

途中たくさんのバス停を通ります。
本当は、「湯端」というバス停がホテルのすぐ近くになるのですが、
湯端に停まるバスは本数が少ない上に、時間的にも合いませんでした。
以下、ホテルの方から頂いたバスの案内です。
↓ ↓
◇昭和の森行/河津駅行/下田駅行
「湯ヶ島温泉口」よりアルカナイズ 徒歩10~15分
※浄蓮の滝行きを目指してご乗車ください。
修善寺駅発 14:35、15:20、15:40
◇持越し温泉行/湯ヶ島温泉行
「湯端」よりアルカナイズ徒歩1分
※便数がとても少ない路線となります。
修善寺駅発 15:40

湯ヶ島温泉口でバスを降りるとすぐ「湯道」というのがありました。
その昔、共同浴場に通う道だったのだそう。

この辺りは、伊豆半島のほぼ中央部。
本谷川と猫越川が合流し狩野川へと流れ込む渓谷に湧く温泉地で、
明治以来、川端康成、梶井基次郎、島崎藤村、若山牧水、井上靖など、
多くの文学者が訪れ、作品に残していることから、文学ゆかりの湯として知られているようです。
川端康成が『伊豆の踊子』を執筆したのも、この温泉地だとか。
国登録有形文化財の宿「おちあいろう」や巨石風呂がある「白壁」や、
川端康成ゆかりの宿「湯本館」、「あせび野」や「arcana izu」など、
人気の温泉宿が点在していますが、“温泉街”という感じではなく、
とにかく自然豊かで静かな場所。
お店もあまりなく人も少ないので、ちょっと寂しい感じもしましたが、
最近はどこへ行っても外国人観光客でいっぱいなので、逆に新鮮というか、
静かでのんびりした空気が流れていて、とてもいいな〜と思いました。

この橋は「出会い橋」。
男性的な本谷川にかかる「男橋」と女性的な猫越川にかかる「女橋」。
同じ形をした2つの橋を合わせて「出会い橋」。
2つの川が合流する付近にあることから名付けられたのだそう。
男性は男橋を、女性は女橋を渡れば、向うから来た人が運命の人になるといわれています。
川が合流する中州にはハート形に見えるモニュメントがあって、
フォトスポットとなっているようですが、写真撮り忘れましたw

毎年5月下旬~6月中旬には、
地元の方々が育てたゲンジボタルで「天城ほたる鑑賞」というのが行われるそうですが、
私たちが行ったのはちょっと早かったのか?
看板はありましたが、まだ行われてなかったような…(不明)

ホテルまでの道のりのマンホールがすてき。

バス停から徒歩10分〜15分とのことでしたが、ちょっと道に迷ってしまい、
25分ぐらいかかってしまいましたが、ようやく「湯端」のバス停を発見!
そのすぐ右側にarcana izuがありました。

思ったよりも普通に住宅街のような場所に入り口があって、
え?ここ?という感じでした。
ホテルの外観

生い茂る緑に隠れ、全貌が見えませんが、中に入ると別世界。
とても素敵な空間が広がっていました。

到着したのは15時ちょっと前。
すぐに中からスタッフの方が出てきて迎えてくれます。

まるで山の中に入っていくかのようなエントランス。
いわゆるフロントというか、レセプションのような場所はなく、
ここから担当のバトラーさんがそのまま客室に案内してくれるスタイルでした。
バトラーといっても、ポロシャツをきたカジュアルな格好のスタッフさんですが、
対応はとても丁寧で親切。色々と気遣ってくれました。

ちなみに冬は薪ストーブで暖かくして迎えてくれるようです。
客室:リバーウイングスイート

施設内には4つのタイプの客室がありますが、今回私が宿泊したのは、
リバーウイングスイートという客室。
2番目に広いお部屋です。
客室タイプ | 広さ |
---|---|
リバービュースイート | 51.1平米 |
リバーテラススイート | 55.1平米 |
リバーウイングスイート | 74.9平米 |
ザ・スイート | 86.1平米 |
初めての宿泊だったので特にこだわりはなく、その時予約が取れたのが、
このリバーウイングスイート1室だったというだけなんですが、
これがとても癒されるいいお部屋でした。

案内して頂いたのはNo.14というお部屋。
客室棟は3階建てのようで、ここはその1階にあたります。

間取りは↑こんな感じ。

中に入ってカーテンを開けると、窓が大きくて気持ちいい。

温かみのある雰囲気で落ち着きます。
築19年ですが、手入れが行き届いてる感じで、清潔感もあり。

74.9平米なので広々してます。

なんといってもこのバルコニーが最高!
約10mぐらいでしょうか?
眼下に流れる狩野川に沿うように造られていて、清々しい眺め!

1階なので、当然ですが一番川に近くて、川の音が結構大きい。
マイナスイオンをたっぷり含んだ空気が上がってくるようで涼しいし、
勢いよく川が流れる音も、緑を揺らす風も最高に心地いい。
リバーウイングスイートは2階もあるので(3階もあるかは不明)、
より川を感じたい方は、予約の際に1階希望と書いてみるといいのかもしれません。
(希望通りにしてもらえるかは分かりませんが)

この源泉掛け流しの露天風呂も広々して、2人でも入れそう。(1人でゆったり入ったけど)

湯ヶ島温泉の泉質は、カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉。
あまり匂いもなくサラッとしていますが、化粧水の成分とも近く、
美人の湯とも言われているそうです。
40度〜42度に設定されていて、ちょうどいい湯加減。水とお湯で温度調整も可能です。

ベッドの前の窓も大きい。
ここが開けられればよかったのですが、なぜか鍵は閉まったまま固定されていて開きませんでした。
デスク周り・温泉ソムリエ監修のオリジナルCD

ソファーの後ろにデスク。

スマホの充電器もあり。

この鹿は、ただのオブジェかもしれませんが、指輪やブレスレットをかけておくのにちょうどいい。

客室にはテレビはなく、CDが聴けるオーディオだけ。


オリジナルのBGM(昼用と夜用)など、CDが何枚か用意されていました。

実はこれ、温泉ソムリエの石井宏子さんによる監修だそうで、販売もしているようです。
フリーのドリンク

冷蔵庫の中のドリンクは無料。というか、宿泊料に含まれています。
ビール、緑茶、ニューサマーオレンジジュース、ミネラルウォーターが入ってました。


その下にはコーヒー、

川根茶のティーバッグもありました。
洗面所(アメニティ)・シャワールーム・トイレ

洗面所も広々。洗面ボウルが2つあるの嬉しい。

鏡の上の窓からも緑が見えてキレイ。開放感あります。

アメニティはこんな感じ。






ハンドソープ。


ボディミルクもあります。

ドライヤーはレプロナイザー。

このシャワールームを通ってバルコニーのお風呂に入れます。

ボディソープ、シャンプー、トリートメントは、
ラ・カスタ プロフェッショナルという日本生まれのオーガニックコスメ。
香りが良くてとても使い心地もいい◎

レストラン棟で販売もしてます。(ちょっとお高いですが)

トイレは、ドアがないのがちょっと気になりますが、これも開放感ということだそうw
パジャマetc..

ウォークインクローゼット(写真撮り忘れました、、)の中にパジャマがありました。
真っ白ではなくクリーム色っぽい色味。柔らかくて着心地のいいパジャマでした。

スリッパもふかふか。

ヨガマットもありました。

その他にも、必要があれば色々と貸し出してくれます。
…と、お部屋の中をざっと紹介しましたが、文句なくいいお部屋!
おトクな一休限定プランや期間限定プランが満載。その場でポイント値引き。
毎月1日、9日、19日は人気の宿がポイント10倍以上!
タイムセールやポイントアップ期間に予約するのがおすすめ。
いつでも誰でも最大10%お得キャンペーン実施中!オンライン決済でPayPayポイント還元。
その他のキャンペーン、セール多数。
チェックイン(ちょっとした注意点あり)

ぐるっとお部屋を案内して頂いた後は、そのままお部屋の中でチェックイン。
美味しいウェルカムドリンク(カクテルかソフトドリンクお好みで選べます)と、
スイーツを頂きながらバトラーさんに色々と案内していただきました。

確かこの焼き菓子は、こちらのレストランのシェフの奥様が作ってらっしゃると、
バトラーさんがおっしゃっていたような…(うろ覚え)
上品でとても美味しかったです。

渡されたルームキーのケースもおしゃれ。

夕食の案内もこのタイミングでありました。
メニューも見せて頂き、この時点でメインディッシュを3種類の中からチョイス。
そして、夕食の時間についてちょっと気になったポイント。
夕食の時間が18時から30分毎に予約枠があるようなのですが、
この時点で18時と18時30分はすでに埋まってしまっているとのこと。
え?チェックイン時間ちょい前に入ったのに?
ここのレストランは大きな窓から緑が見えるのがとてもきれいだということだったので、
なるべく明るい時間に入りたかったのでちょっとがっかりしましたが、まぁ仕方ない。
一番早いタイミングが19時とのことだったので、それでお願いしました。
18時に予約したい場合は、もっと早く入ればいいのか?それとも事前に予約ができるのか?
分かりませんが、気になる方は事前にホテルに聞いてみるといいと思います。

オプションの提案もありました。
この日はフランス産のホワイトアスパラ。

また、お土産としてアルカナの焼印入り温泉まんじゅうと、歌子さんのたまごもすすめて頂きました。
夜20時までに注文する必要があり、
この用紙に記入してレストラン入店時に渡すと翌日に受け取れるシステム。
私も頼もうと思いつつ、テンション上がって忘れてしまったw
夕食後に思い出して聞いてみたのですが、間に合わないとのことで、またちょっと残念、、
(申し訳なさそうにおっしゃっていて、逆に申し訳なかった。。)
これから行かれる方、買って帰りたい方はご注意ください。

そして、テーブルの上にあったレザーの箱の中には、お絵描きのための水彩画セットと、
浜田マハさんの短編集『さいはての彼女』。

その中の一編「旅をあきらめた友と、その母への手紙」の舞台は、このアルカナイズ。
あとでベルコニーで読みましたが、なかなか素敵なお話でした。
夕食までの過ごし方

チェックイン後は、露天風呂に入ったり、バルコニーでひたすらゆっくり。
景色と自然の音を楽しみながら、癒されてました。
5月下旬だったので、寒くも暑くもなく、本当に最高。
デッキチェアーは、デフォルトではもっと左端の後ろの方(窓に近い場所)に置かれていましたが、
より渓流を感じたくてどんどん前に移動してしまいましたw
温泉も、熱すぎず、ちょうどいい温度で、長く入ってられるのもよかった◎
体の芯から温まり、湯上りはポカポカになりました。

バルコニー用のおしゃれなサンダルもありましたが、裸足が気持ちよくてあまり履きませんでした。
エステ・マッサージもあり



夕食が19時ということでちょっと時間があったので、
マッサージの予約入れておけばよかったな〜と、ちょっと思いました。
ホテルのマッサージってだいたい2万〜3万ぐらいするイメージですが、
こちらは指圧マッサージだと60分9000円と意外と普通の料金だったので、やりたいと思い、
事前に伺ってみたのですが、16時〜か17時〜のみ予約可能とのこと。
それだともし18時からの食事になった場合、あまりゆっくりできないなと、断念したのでした。
19時からの食事だったら予約しといてもよかったかも、と思いましたが、
何もせずゆっくりするのも、それはそれでよかったので、
結果オーライということで。いつかまたの機会にでも。
本当は、食後、寝る前の時間に予約ができるとうれしいですけどね。
きっと色々難しいのかもしれないし、
まぁ、贅沢ですね。
予約と宿泊料について
予約サイトは、今回も一休.comを利用しました。
冒頭にも書きましたが、予約したのは3ヶ月以上前。
平日はわりと空きがあったりしますが、土日祝日は結構予約困難。
空いてるのをみたら、とりあえずポチっとしといた方がいいと思います。
(宿泊2週間前からキャンセル料がかかるので注意)
公式サイト以外で予約できるのは、一休.comかYahoo!トラベルだけなのか?
楽天トラベルなど、その他の予約サイトではプランが見つけられませんでした。
ちなみに、一休.comはダイヤモンド会員だと特典があることが多いですが、
こちらのホテルは特に特典はありません。
夕朝食付き。大人2人で16万円ぐらい。
なかなか贅沢しちゃいました。
クラブラウンジのようなものがあるわけでもないし、ちょっとお高いな〜と思いつつ、
食事を食べたらちょっと納得。

若干やりすぎ感ある大掛かりな演出も楽しくて、何より素晴らしく美味しかった!
リピーターが多いのも分かる気がしました。
長くなってしまったので、そんな夕食については、また次回。
もしくは、動画でyoutubeに上げたいと思います!
おトクな一休限定プランや期間限定プランが満載。その場でポイント値引き。
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