そういえば、先日、静岡の御殿場に旅行に行った時に神社⛩にも立ち寄りました。
ちょうど1月7日、“松の内”の最後の日だったので、
せっかくなら御殿場の神社に初詣したいと思ったのでした。
今年の初詣はすでに1度行っていましたが、先日、鏡餅について書いたブログでも紹介した
桜井識子さんの「ごりやく歳時記 福運を招く12か月の作法」という著書に、
「新年の華やかで明るく輝いた「気」は松の内だったらいつでももらえる、初詣は何社回ってもいい、
たくさんの神様・仏様にご挨拶に行くいく方が多くの恩恵とご利益をもらえる」、
ということが書いてあったので、ならばと御殿場で探したところ、
いくつか神社があるようで、中でも気になったのが…
縁結びの神社として知られ、2019年に『恋人の聖地』にも選定された
新橋浅間神社(にいはしせんげんじんじゃ)と、
全国的にも珍しい縁切り、厄切りの神社として有名な神場山神社(じんばやまじんじゃ)!
縁結びと縁切り…
対照的…
御殿場には、富士山の良い気が浴びられるパワースポットがいくつもありますが、
この2つの神社もパワースポットと言われています。
皆さんならどっちを選びますか?
ちょっと迷いましたが、私はそのあとの目的地だったレストラン、Maison KEIに近かったことと、
色んな意味でいい縁があるといいなということで、縁結びの新橋浅間神社に行ってきました!
小さいですがとても雰囲気のいい神社で、御殿場インターや御殿場プレミアムアウトレットからも近いので、
行かれる予定のある方、オススメです♪
新橋浅間神社とは
新橋浅間神社は富士山の東表口参道宮として、
毎年7月1日には富士山御殿場口開山式が行われる神社。
開山式では、大わらじを担いで練り歩く「わらじ祭り」が、
健脚と良縁を祈願し行われているそう。
というのも、かつての御殿場は、富士浅間信仰の影響もあり、旅人のための「わらじ」の産地で、
御殿場地区の12の村では、わらじ編みの優秀な娘12人が選ばれ、
五穀豊穣と縁結びを祈願して富士山頂の浅間神社にわらじを奉納していたそう。
娘達はその年のうちに良縁に恵まれたという話が残っているようで、
今でも大わらじが奉納され、未婚の女性がわらじを担いで境内を練り歩くとか。
主祭神は、木之花咲耶毘売命(このはなさくやひめのみこと)。
富士山本宮浅間神社と同じ!
木之花咲耶毘売命(このはなさくやひめのみこと)は、
桜の如く華やかに咲いて、桜のように儚く散った絶世の美女で、
平安時代の初期につくられたとされる「竹取物語」のかぐや姫のモデルだとも伝わっている女神さま。
燃え盛る御殿の炎の中で三人の御子を無事出産しその後見事に育て上げたことから、
安産の神・子宝・子育ての神「子安大神」と崇められています。
恋人の聖地
道路沿いにある大きな朱色の鳥居をくぐり石畳の参道を進むと、
すぐ左側に“恋人の聖地”らしいモニュメント!
2019年『恋人の聖地』に選定されたのを記念して建てられた記念碑で、
デザインは地元の高校生がしたそう。
真ん中がハート型は猪目(いのめ)。
日本古来から使われている図柄で、ハートによく似ていますが、
逆さにすると”猪目”になります。
その名の通り、猪(いのしし)の目に由来して、災厄を退けて福を招く模様。
伝統的な日本建築には必ずと言っていいほど使われています。
ちなみに、聖地の認定に関わっているのが、
記念碑にも名前があるブライダルファッションデザイナーの桂由美さん。
恋人の聖地プロジェクトというのがあって、ここ以外にも全国各地に
「恋人の聖地」と言われる場所があります。
境内
さらに参道を進むと、池があり、小さな太鼓橋っぽい石橋がかかっていて趣があります。
2つ目の鳥居の右手に手水舎。
ちなみに、龍をモチーフした水口の手水舎が多いのは、
日本では昔から龍神が水を司る神さまとして崇められてきたからだそう。
神聖な水ってことだね
もひとつちなみに、この鳥居の白いヒラヒラは、「紙垂(しで)」。
神社だけでなく、神棚や鏡餅にも付けられていることがある稲妻型のこの紙は、
『神聖なる神様の世界と私たちが住む世界との境界(結界)線』を意味しているんだそう。
紙垂を付けた向こう側が神の聖域で、紙垂のこちら側が私たちの住む領域。
こっから先は神聖な場所ですよ〜という印でもあり、
悪いものを寄せ付けないための結界になっているそうです。
それを聞いてから、この紙垂の下を通る時はちょっと身が引き締まる気がします。
悪いことしてたら雷に打たれそう
2つ目の鳥居をくぐると拝殿が見えます。
拝殿前の左右には狛犬。
こじんまりした拝殿ですが個人的にはこのぐらいの神社が好きです。
人も少なくてマンツーマンで願いを聞いてもらえそう😊
この日も人は少なかったですが、縁結びの神社、恋人の聖地だけあって、
若いカップル率高めでした。
縁結びの小径
拝殿の左手には「縁結びの小径」。
男道と女道、2つの道があり、進んでいくと1つに繋がります。
その先には縁結びにご利益があると言われている相生の木。
縁結びのパワースポットと言われているようです。
左側、手前が男道で、右側奥に見えるのが女道。
おみくじと絵馬も。
なんかキレイ
木の花名水
そして、境内には木之花咲耶毘売命(このはなさくやひめのみこと)の名にちなんだ富士山の伏流水、
『木の花名水』が湧いています。
地下85メートルから汲み上げていて、バナジウムを豊富に含んでいるというこの湧き水を汲みに、
地元はもちろん、遠方からもたくさんの人が訪れるよう。
朝7時から夜7時までお水汲みが可能で、私が参拝した時も汲んでる方がいました。
ペットボトル持参すればよかった!
落ち着いた雰囲気の境内で、清々しく、いい“気”がもらえたような気がしました。
桜の季節には枝垂れ桜が咲き誇って綺麗なんだそう🌸
ちなみに御朱印もあり。
*御朱印の授与は平日の9:00〜16:30(12:00〜13:00は昼休み)のみで土日祝はお休み。
御殿場に行かれる予定がある方はぜひ😎
〒412-0043 静岡県御殿場市新橋2083
JR御殿場線/小田急ロマンスカー「御殿場駅」より 徒歩8分
*御殿場インターから車で10分ほど
ちなみに、神場山神社とは
冒頭で触れた縁切り、厄切りの神社として有名な神場山神社(じんばやまじんじゃ)も
御殿場のパワースポットとして有名。
名前からして強力な神様がいそう
御殿場インターから車で15分〜20分ほど。新橋浅間神社より少し遠い場所にあります。
通称『山神社』とも呼ばれているそうで、祭神は山を司る大山祇命(おおやまつみのみこと)。
木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)のお父さんです。
その昔、山仕事に従事するきこりたちが山の安穏を祈ってお参りし、
仕事が無事に終わると道具のオノやナタ、ノコギリなどを奉納していたそう。
時代が流れ、病気や厄、悪縁を断ち切りたいという参拝者の願いとともに
ハサミが奉納されるようになり、
現在も本殿や境内には、大小さまざまなハサミが奉納されているそうです。
また、鳥居をくぐってすぐの場所に、大きなコブがあるご神木「よろこぶの木」があり、
そのコブを三回触って、体の悪い所をさすると治癒すると云われています。
『縁切り』っていうとちょっと怖いけど、
病気とかとも縁を切れるってことなんだね。
悪縁を切って、良縁を招くご利益があるということで、御殿場エリアでは有名らしい神場山神社。
毎月17日には御祈祷が行われます。
余談:1日と15日は「神様の日」
ここからは余談ですが、
桜井識子さんの「ごりやく歳時記 福運を招く12か月の作法」によると、
毎月1日と15日は「神様の日」!
神社にお参りする時に、「今日は1日(もしくは15日)なのでお参りにきました!」と神様にいうと、
それだけで「おぉ〜、そうか」と笑顔になってくださるそう。
神様の日を知っている、その日をわざわざ選んで来た、という信仰心が伝わるからだそうです。
だから1日、15日参りは強運を引き寄せるっていうんだね
そのほかにも、開運の鍵になる季節の行事についてや、不運を祓うちょっとしたコツなど、
興味深いことがたくさん書いてあるので、興味ある方はチェックしてみては?
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