13時に到着して、国の登録有形文化財になっている美しい建物を少し見学し、
ベーカリー「ピコット」でパンを購入したあと、
通常のチェックイン時間よりも1時間ほど早い14時頃に客室に案内してもらえました。
富士屋ホテルには、「本館」「西洋館」「花御殿」「フォレスト・ウィング」と4つの宿泊棟があって、
どれもそれぞれ良さそうだったので予約の際にめちゃくちゃ悩んだのですが、
とりあえず、せっかくクラッシックホテルを満喫するなら
登録有形文化財になってる部屋に泊まってみたいと思い、
「フォレスト・ウィング」以外の3つの中からいずれかのツインルームをおまかせで決めてくれる
「登録有形文化財おまかせツイン(本館・西洋館・花御殿)」というプランを選択!
通常プランよりお得に泊まれる室数限定のプランということで、
私のようにはじめての宿泊でどの部屋がいいかわからない人や、
特にこだわりがない人にはいいプランだなと。
どの部屋になるんだろ〜っていうワクワク感もありました。
で、当日案内して頂いたのが、「花御殿」!
どこでもいいな〜と思いつつ、事前に調べた限りでは、
なんとなく花御殿が一番人気なのかな?という感じだったので、
チェックインの際に「今回は花御殿のお部屋をご用意しております。」と言われた時には
ちょっと当たりクジな気がして嬉しくなりました。
もちろん好みなので、本館が好きな人もいれば西洋館が好きな人もたくさんいるようですけどね。
ただ、「おまかせツイン」といいつつ、花御殿だけ普通の「ツイン」のお部屋がなく、
「デラックスツイン」になるので、やっぱりちょっとお得感あります。
ということで、今回は、そんな花御殿について。
泊まって分かった魅力と、強いて言えばですが、
ちょっとだけ気になったデメリット的なことも書いてみたいと思うので、
部屋選びで迷ってる方の参考になれば嬉しいです。
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今回の旅の工程(タイムスケジュール)
【1日目】
- 13:00 宮ノ下駅から徒歩でホテル到着、荷物を預けて身軽になる
- 13:15 混雑前の美しいロビーやエントランスエリアを散策。
- 13:30 ベーカリー「ピコット」で売り切れ必至の焼きカレーパンを購入
- 14:10 少し早めに案内して頂き客室(「花御殿」の藤)へ
- 15:00 100年の歴史がある屋外プールへ
- 15:40 部屋のお風呂(温泉)でリラックス
- 16:30 宿泊者専用ラウンジ&ミュージアムなど散策
- 17:30 メインダイニング「ザ・フジヤ」で伝統のフレンチディナー
- 21:30 大浴場で温泉&サウナ満喫
【2日目】
- 07:00 大浴場で温泉&サウナ満喫
- 08:20 「ザ・フジヤ」で贅沢な蟹オムレツ&伝統カクテルの朝食
- 12:00 チェックアウト、お土産選び
- 13:00 レストラン「カスケード」で名物のビーフカレー&アップルパイランチ
「花御殿」の歴史と圧倒的な佇まい

花御殿は、昭和11年に建てられた富士屋ホテルのシンボル的な建物。
お城のような「千鳥破風(ちどりはふ)の屋根」や、真紅の高欄付きバルコニーが特徴的で、
海外のゲストからは「フラワーパレス」の愛称で親しまているそうで、
ジョン・レノン & オノ・ヨーコ夫妻、三島由紀夫、ヘレン・ケラーなどが宿泊したことでも有名です。

ここが入り口かと思ったのですが、このドアは開きません。
本館も西洋館も花御殿もフォレスト・ウィングも建物の裏にある通路で繋がっています。

↑こんな配置です。

本館にあるフロントから赤絨毯の長い通路を歩いて花御殿へ。

突き当たりに宿泊者用のラウンジがあって(後で紹介します)、
右へ行くとフォレスト・ウィングで、左へ行くと花御殿。

花御殿は、地上3階、地下1階の建物で、客室は全40室。
すべてに「桜」「梅」「百合」などの花の名前が付けられています。
3階の最上階にはジョン・レノンや三島由紀夫が泊まった最高峰の客室「菊」があって、
ヘレン・ケラーが宿泊した「桜」は2階。(「菊」と同ぐグレードのヘリテージルーム)
今回の私の部屋は「藤」!
1階にある一番標準的なお部屋で、「ヒストリックデラックスツイン」というお部屋でした。
(ヒストリックデラックスツインは全33部屋)

レトロな雰囲気の廊下の窓からは庭園の緑がとてもきれい。

このガラスもよくみると素敵です。
通路は狭めですが、天井が高い。写真撮り忘れましたが、この通路の天井は、
日本の城郭や寺社仏閣に見られる正方形に区切られた「格天井」のスタイルが取り入れられているそう。
和の要素もありつつ、洋風のクラシカルな真鍮製の照明が組み合わされていて、
温かみのある光がレトロな空間を照らします。
花御殿は「外国人ゲストに驚きと感動を与える日本建築」を目指して建てられたそうで、
通り過ぎるだけの通路にも職人の技がたくさん詰め込まれています。

「藤」のお部屋は、通路の一番奥の方。
客室のドアにもそれぞれも花の絵があります。
【ルームツアー】花御殿「藤」の間

中に入るとクラシカルな雰囲気が素敵。
「ヒストリックデラックスツイン」の広さは、35~49m²で、
部屋によって少し広さが違うようですが、十分なゆとりある広さ。

標準的なヒストリックデラックスツインの↑この間取りと比べて、
デスクの向きがちょっとだけ違うかなというぐらい。

歴史ある建物ですが、外国人向けに設計されているからか天井が高いので圧迫感がなく、
広く感じられます。


クラシカルなヨーロピアン調のヴィンテージ家具は、昭和11年当時の趣を保ったまま今も現役。
経年劣化などにより、どうしても修復が難しく新しく作り直した家具もあるようですが、
実は富士屋ホテルには、館内の木工事や家具のメンテナンス・製作を専門に行う
「営繕さん」と呼ばれるお抱えの職人集団が伝統的に在籍しているそうで、
こういった家具も彼らの手によって美しく維持されています。

このテーブル、小さなスライドテーブルみたいのが3箇所にあって便利!

ドレッサーの引き出しの取っ手は、末広がりの縁起物である「扇(おうぎ)」のデザイン。
これもこだわりポイントのよう。
散りばめられた「藤」のモチーフ

そしてなんといってもあちこちに散りばめられた「藤」のモチーフがかわいい。


それぞれの部屋のために特注したのかと思うと、すごいことですよね。
40室もあるのに。




この木彫りのキーホルダーがまた素敵。
富士屋ホテルの広大な庭園には大きな藤棚があって、
毎年5月頃になると見事な白色と紫色の花が咲き誇るのだそう。
「藤」の部屋は、そんな象徴的な自然美を室内に落とし込んだ空間で、
人気のあるお部屋でもあるらしく、
公式のオンラインショップではこのキーホルダーと同じ藤と花御殿をあしらった
オリジナルの付箋が販売されているほど。
ホテルにとっても代表的なお部屋のひとつのようです。
窓からの景色

窓からの景色はこんな感じ。箱根の山々が見えて清々しい。

ちょっと曇っていて霧がかかることもありましたが窓を開けると気持ちのいい風が入ってきます。
網戸がないのがちょっと気になりましたが、全開にしててもほぼ虫は入ってこず、問題なしでした。


もうひとつ窓がありましたが、
こちらは花御殿の別のお部屋が見えるぐらいだったのでほぼ開けませんでした。
ベッド周り

ツインルームなのでベッドは2つ。寝心地のいいベッドでした。
2020年のリニューアルオープンの際、イタリアの世界的寝具ブランドである
マニフレックス(magniflex)のマットレスやベッドボディが新たに導入されたそう。
掛け布団と枕には、山梨県の老舗羽毛ファクトリーである富士新幸株式会社の高級ブランド
「kokiku(こきく)」が手掛けた富士屋ホテルオリジナル寝具を採用。
高品質なハンガリー産グースダウンを贅沢に使用しているそうで、ふんわり軽い掛け心地でした。

電源はACとUSB。

充電器も用意されているので忘れても安心です。
クローゼットの中(館内着やスリッパ)

クローゼットの中には館内着とスリッパ。

館内着は上下セパレートで着心地のいい柔らかい素材。ちょっと分厚めです。
レストランやロビーには着ていけませんが、宿泊者専用のラウンジや大浴場、
屋内プールに行くのはOK。
2組の関内着の間にはエコバッグがあって、移動時に使えます。

ふかっと厚みのあるスリッパ。これも宿泊者専用ラウンジや大浴場、屋内プールに履いていってOK。
ドリンク類

ドリンクはお水が2本と、

冷蔵庫内に色々。一休.comダイヤモンド会員の特典で全部無料でした。

コーヒーとお茶はここ。



ただ、宿泊者専用ラウンジにもドリンクがあって十分だったので、ほとんど飲みませんでした。
源泉100%の天然温泉が楽しめるバスルーム

お部屋同様レトロな雰囲気のお風呂はユニットタイプですが、なんと源泉100%の温泉!
花御殿を含め、富士屋ホテルの全客室の浴室には宮ノ下の天然温泉が引かれています。
以前の富士屋ホテルは部屋でお風呂に入るのが主流だったようですが、
2020年のリニューアル時に「フォレスト・ウイング」の最上階にスパ(大浴場)が新設されたので、
今はそちらに行く人がほとんどのよう。
ですが、24時間いつでもお部屋で温泉が楽しめるのはうれしいですね。

蛇口をひねると、加水なしの源泉100%の温泉がそのまま出てきます。
とても熱いのでお湯を溜めて少し冷ますか、水で薄めて適温にしてから入ればOK。
結構すぐいっぱいになるし、やはり温泉のお湯は水道水とは全然違って気持ちいい!

レトロなタイル張りは建てられた当時のままのようですが、
リニューアルの際に水回りは全面刷新されているので、古さはあまり感じられないし、とても清潔でした。
アメニティ

アメニティは歯ブラシやシャワーキャップ、ヘアブラシ、コットン&綿棒。
化粧水や乳液はありませんでしたが、大浴場にあるし、
お願いすればサンプルサイズのものをもらえるそう。

下にはドライヤーやタオル類。

トイレは入り口近くにあり。

ということで、ひと通りお部屋をチェックした後は、宿泊者専用のラウンジへ。
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宿泊者専用ラウンジでフリードリンク

藤の部屋から宿泊者専用ラウンジはわりと近いので楽でいいです。(同じ1階だし)
ちなみに、このラウンジも2020年のリニューアル時に新設されたのだそう。
花御殿だけでなく、全ての棟の宿泊者が自由にくつろげる場所です。

無料のドリンクバーは結構いろんな種類があります。

ファミレスっぽいラインナップですが、カップに入れて部屋に持ち帰ることもできて便利。
部屋にもドリンクがたくさんあるし、飲み物に困ることはありません。

壁にはホテルの歴史がわかる絵が展示されていたり、新聞もあり。

花御殿から大浴場に向かう途中にあるので、お風呂上がりに立ち寄るのもいいです。
事前に知っておきたい花御殿のデメリット

花御殿にはこの他にも富士屋ホテルの歴史が分かるミュージアムがあったり、
日本初の屋内プールと言われるとても素敵なプールがあったり、
まだ全部紹介できていませんが(また別で書きます)、
レトロな雰囲気がとても素敵。個人的にはここに泊まれてよかったな〜と思います。
デメリットもそこまで正直ありませんが、強いて言うならということでいくつか挙げると…
①本館やメインダイニングなどからちょっと遠い。
館内案内図を見ても分かる通り、長い廊下を歩くので、足腰が弱い方にはちょっと負担になるかも?
フロントまで5分はかかるかな?
私の部屋「藤」は結構奥の方にあって、建物自体が傾斜に沿って建っているからか、
ちょっと迷路のような感じのつくりになっていて、あれ?どこだっけ?っと、
ぐるっと1周してしまうことも何度かありました。
ま、それも面白かったですけどね。
2階、3階だともう少し遠く感じそう。
でもラウンジやミュージアム、屋内プールには近いし、
大浴場はちょっと離れてるけど、4分ぐらいかな?という感じ。
足腰に不安がある場合は、予約時に「なるべく移動が少ない部屋」をリクエストした方が良さそうです。
②全体的にちょっとだけ暗い?
レトロな雰囲気が魅力なので、それを引き立てるちょうどいい明るさなのかもしれませんが、
重厚なクラシック感が、人によっては「夜になると少しこわい」と感じてしまう場合がありそう。
子供はあんまり好きじゃないかも?
個人的には落ち着けるので全然問題なしですが、
中にはそう感じる人もいそうかな〜?とは思います。
③キーホルダーがでかい
これも大した問題じゃないし、とても素敵なキーホルダーなので、強いていうならですが…
たまにちょっとだけ邪魔です(笑)
なんかすいません。。
そのぐらいしか思いつきません。
逆に、これらのことをクラシックホテルならではの趣として楽しめる方であれば、
花御殿は最高の思い出になる部屋でだと思います。
ということで、今回はこの辺で。
次回は、屋内プールだけでなく屋外プールについても書きたいと思います。
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