翌朝の朝食は、チェックインの際に、メインダイニング「ザ・フジヤ」での洋食か、
もうひとつ、「旧御用邸 菊華荘」での和食、どちらかを選ぶことができましたが、
今回は「ザ・フジヤ」での洋食を選択!
夕食に続き、朝もまたあの、国の登録有形文化財になっている素敵な空間で
優雅なひとときを過ごせました。
しかも、せっかくならと、スペシャルメニューにグレードアップ!
ちょっと贅沢しちゃいました。
ちなみに、「旧御用邸 菊華荘」も登録有形文化財で、歴史ある素晴らしい建物で、
和の朝食も良さそうでしたけどね。
今回は「ザ・フジヤ」で富士屋ホテルらしい伝統の味を満喫したかったのでした。
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今回の旅の工程(タイムスケジュール)
今回の旅は↓こんな工程でした。
【1日目】
- 13:00 宮ノ下駅から徒歩でホテル到着、荷物を預けて身軽になる(➡️宿泊記①へ)
- 13:15 混雑前の美しいロビーやエントランスエリアを散策(➡️宿泊記①へ)
- 13:30 ベーカリー「ピコット」で売り切れ必至の焼きカレーパンを購入(➡️宿泊記①へ)
- 14:10 少し早めに案内して頂き客室(「花御殿」の藤)へ(➡️宿泊記②へ)
- 15:00 100年の歴史がある屋外プールへ(➡️宿泊記③へ)
- 16:00 レトロ可愛い屋内プールへ(➡️宿泊記③へ)
- 16:30 ミュージアムで富士屋ホテルの歴史に触れる(➡️宿泊記③へ)
- 17:30 メインダイニング「ザ・フジヤ」で伝統のフレンチディナー(➡️宿泊記④へ)
- 21:30 大浴場で温泉&サウナ満喫(➡️宿泊記④へ)
【2日目】
- 7:00 大浴場で温泉&サウナ満喫(太字はこの記事で紹介)
- 8:20 「ザ・フジヤ」で蟹オムレツ&伝統カクテルの朝食
- 12:00 レイトチェックアウト&お土産選び
- 13:00 レストラン「カスケード」で名物のビーフカレー&アップルパイランチ
朝食前にスパ(大浴場)で温泉とサウナ

翌朝は6時30分頃起床し、7時頃にフォレスト・ウイングの最上階にあるスパ(大浴場)へ。
温泉とサウナを満喫しました。
混雑状況としては、そんなに混んでないけど、ガラガラでもない感じ。
やっぱり温泉に来たら朝入りたいですよね。
もっと早く起きれたら屋内プールでひと泳ぎしてから大浴場に行こうと思っていたのですが、
ぐっすり爆睡してしまいました。

お風呂上がりに大浴場の隣にあるリラクゼーション施設「禅」の奥にあるソファーでしばし休憩。
本来ここはトリートメントを受ける人のための場所ですが、
スタッフの方にちょっとだけ景色見ていいですか?と伺ったら、
この時間はお客さまいらっしゃらないので結構ですよ、どうぞごゆっくりと言って頂いたので、
お言葉に甘えて5分ほど座ってましたが、最上階なだけあってなかなかのいい眺め。

青い空と箱根の山々、西洋館や本館も見えて、

私の宿泊している部屋がある花御殿も見える!
富士屋ホテル全体を見渡すことができる、きっと一番眺めのいい場所ですね。
大浴場に行ったらすすっと覗いて見ることをおすすめします。
(チェックイン後の時間帯は営業時間に入ってしまうのでお気をつけください)
朝のメインダイニング「ザ・フジヤ」

朝食の時間は、7:30~10:00(LO 9:30)で、予約不要。
早めか遅めの時間帯が比較的空いてます、とのこと。
私たちは8時過ぎぐらいに行きましたが、まだそんなに混んでる様子はなく、
すぐに窓側の席に案内してもらいました。
ちょうど花御殿が見えて眺めのいい席だったのですが、
窓際に小鳥がいてかわいかった。(↓この動画の最後にいます。大きくしないと見えませんが。。)
朝の光が大きな窓から差し込んで、夕食の時とはまた違った雰囲気。
何度見ても素晴らしい空間です。
こんな場所で朝からごはんが食べられるなんて優雅すぎますね。

そして、またすぐ近くに監視の目(笑)

夕食の時は気づきませんでしたが、カトラリーもしっかり富士屋ホテルのマーク入り。
椅子にも、部屋のベッドにも、至る所にマークが彫ってあって、特注品ばかり。
さすがです。
「ザ・フジヤ」の朝食メニュー

朝食メニューは、「ブレックファスト フジヤ」という基本コースが2つ。
メインプレートを、オムレツやスクランブルエッグが選べる「エッグプレート」にするか、
フレンチトーストやパンケーキ、シナモントーストが選べる「ペストリープレート」にするか。
それにフレッシュジュースが5種類の中から選べて、食後のドリンク付き。
そして、+1900円で、ちょっと贅沢な「ブレックファスト フジヤスペシャル」にすることも可能。
メインプレートの種類はこちらの方が多くて、「蟹オムレツ」か「カントリーソーセージ」、
「エッグベネディクト」、「サラダプレート」の4つから選ぶことができます。
基本のコースと同じく、フレッシュジュースと食後のドリンクが付きますが、
フレッシュジュースの選択肢がひとつ多くて6種類。
「富士屋ブレックファストカクテル」というのがありました。
すべてのコースに、ホテル併設の人気ベーカリー「ピコット」で毎朝焼き上げる
食パンやクロワッサン(おかわり可能)が付きます。
特に人気なのが、何十年もの間、歴代のシェフに受け継がれてきた伝統の味、
卵の具材(チーズやマッシュルームなど)をカスタムできる「オムレツ」と、
これを食べに富士屋ホテルに泊まる人もいるという
「フレンチトースト 富士屋風」だというのは事前に調べた情報で知っていたので、
オムレツかフレンチトーストか5分ぐらい悩みましたが、
どうしても「蟹オムレツ」が気になってしまい、
「ブレックファスト フジヤスペシャル」を注文することに。
空間の雰囲気にのまれ、つい贅沢したくなっちゃいました。
伝統の名物ドリンク「富士屋ブレックファストカクテル」

まずはフレッシュジュース。
オレンジジュース、グレープフルーツジュース、トマトジュース、季節のスムージー、
ミモザ(シャンパン+オレンジジュース)、富士屋ブレックファストカクテルという
6種類の中から一番気になった「富士屋ブレックファストカクテル」を注文しました。
「富士屋」という名前がついている通り、この富士屋ホテルのオリジナルで、
長年愛され続けている伝統の名物ドリンクだそう。
「カクテル」とついていますがアルコールは入っておらず、
材料は、「卵黄」「はちみつ」「絞りたての生オレンジジュース」の3つだけ。
「オレンジジュースに生卵?」と、ちょっとびっくりしましたが、
これが驚くほど絶妙にマッチするんです。
サービスのスタッフさんがカクテルシェイカーに入れて持ってきて、
目の前でシェイクしてグラスに入れてくれるのですが、
空気を含ませながら混ぜ合わせることで、キメ細かい泡のようなふわっとした感じもあって、
見るからに美味しそう。
実際飲んでみると、味はほぼフレッシュなオレンジジュースですが、その酸味に、
卵黄のコクと、はちみつのまろやかな甘みが合わさって、とてもまろやか。
ちょっとミルクセーキのような贅沢な濃厚さがあります。でも後味はすっきり爽やか。
なんだか元気が出そうな、朝の目覚めにぴったりのカクテルでした。

そもそも富士屋ホテルは、明治・大正期に日本を代表する外国人専用ホテルだった歴史があり、
多くの外国人客を迎えてきたホテルですが、
その当時、欧米のセレブたちの間では、朝食前に胃を活性化させ、
栄養を補給するための目覚ましの一杯を飲む習慣があったそうで、
これに応えるために富士屋ホテルのシェフが考案したのが、
このカクテルだったと言われています。
お酒のカクテルはバーテンダーが作りますが、このブレックファストカクテルは、
メインダイニングの給仕(ウェイター)たちによって代々レシピと技術が受け継がれてきたそうで、
朝の厳かな空気の中、燕尾服を着たスタッフがゲストの目の前で銀のシェイカーを振る姿は、
ザ・フジヤの朝の象徴的な光景だったのだそう。
想像するとなんて優雅でおしゃれな朝の光景…
今でこそ手軽に手に入る卵やはちみつですが、その当時(戦前)の日本で、
生の卵黄や純粋はちみつを贅沢に使う生ジュースは、
限られた一流ホテルでしか提供できない最高級のドリンクだったようで、
一体どんな上流階級の人が飲んでいたんだろうと、想像は膨らむばかり。
富士屋ホテルってこういうストーリーが満載で、本当に面白い。
全然メニュー紹介が進みません(笑)
ちなみに、きれいに泡立てられたカクテルは、
時間が経つとせっかくのふわふわ食感が損なわれてしまうので、
「運ばれてきたらすぐに、一気に喉に流し込む」のが、
最も美味しくいただく伝統のルールだそうです。
秘伝のレシピ「トマトドレッシング」

サラダは普通のサラダですが、ドレッシングが「トマトドレッシング」か
「胡麻ドレッシング(和風ドレッシングだったかな?」、どちらかを選べたので、
私は「トマトドレッシング」をチョイス。
これもホテルのオリジナルとして商品化されているほど人気の高い看板ドレッシングで、
先代のシェフが考案した秘伝のレシピをベースに
、素材の配合を絶妙に調整して作られているのだそう。
甘酸っぱいだけでなく、スパイスがピリッときいてて美味しかったので、
帰りにショップで買って帰ろうかと思いましたが、
荷物が重かったのでやめておきました。

ちなみに、ドレッシングはベーカリー「ピコット」でも販売してました。
苺がごろごろ!伝統のストロベリージャム

テーブルの上にあった銀の器を開けてみると、
中は生の苺がごろごろ入ったストロベリージャム。
これも朝の名物的なもので、水を一切加えず、完熟したイチゴの果汁と砂糖だけで
じっくりと煮詰めて作っているのだそう。
ジャムというよりは、もはやイチゴのコンポートのよう。
甘酸っぱさと旨味が凝縮された、とても贅沢なジャムでした。

多くの人は、食パンやクロワッサンにつけたり、
名物のフレンチトーストにたっぷり絡める食べ方も
クチコミで人気のようですが、
この苺ジャムを発見した時にまだパンがきておらず、
ヨーグルトとフルーツが目の前にあったので、これにかけるってことかな?と、↓こんな感じで食べたら、

これはこれで美味しかったです。
知る人ぞ知る人気メニュー「蟹オムレツ」!

そしてメインは「蟹オムレツ クリームソース」!
これも、ザ・フジヤの朝食のなかでは知る人ぞ知る、超人気メニューだそう。
美しく焼き上げられたオムレツの上に、目の前でクリームソースをかけてくれたのですが、
蟹の匂いがフワッとして、絶対美味しいだろうと確信。
このソースにも蟹の出汁と身が使われているよう。

ただ、思ったよりも量が上品…。
もっとたっぷりかけたい!
願わくばおたま2杯分ぐらい!
…と思ってしまう、美味しいソースでした。

うーん、上品。
オムレツが通常のオムレツより大きめなのでボリュームは十分ですけどね。
なんといってもフォルムが美しい。

バターの風味が香るふわとろ卵の中には蟹のほぐし身も入っていて蟹好きにはたまりません。
朝から贅沢な気分になれました。
実は、富士屋ホテルのメニューには、この蟹オムレツの他に、蟹カレーというのもあったり、
なんで箱根で蟹なんだろう?とちょっと疑問だったのですが、
富士屋ホテルの料理の歴史を調べると、
大正時代からすでに「蟹」を使った高級メニューが複数存在しています。
例えば、蟹カレーは1936年(昭和11年)のメニューカードにすでにあって、
これもどうやら、外国人専用ホテルだったことに関係していているよう。
当時の富士屋ホテルでは、欧米で好まれる「クラブケーキ(蟹のハンバーグのような料理)」や
「カニのニューバーグ風(濃厚なクリーム煮)」といった蟹料理が盛んに作られていたのだとか。
その流れを汲んで、朝食のオムレツに、シェフが贅沢にアレンジを加えて誕生したのが
「蟹オムレツ」の原型ではないかと言われているようです。
現在のメインダイニング「ザ・フジヤ」が竣工したのが1930年(昭和5年)。
この壮麗なダイニングが誕生した当時のシェフたちが、
「この特別な空間にふさわしい、最高級の朝食メニューを」と考案し、
スペシャルメニューとして定着していった、という説も有力だそう。
なので、この蟹オムレツも、何十年(もしかしたら100年近く)愛されてきた
歴史あるメニューなんですね〜。
後から知ったのですが、先に知って味わいたかった(笑)

ちなみに、↑これが普通のオムレツ。
蟹オムレツよりちょっと小さめで、ソーセジや付け合わせがついてました。
ベーカリー「ピコット」のパン

パンは宿泊記①でも書いたベーカリー「ピコット」のパン。
食パンとクロワッサン、レーズンパンという人気のパンがおかわり自由(無料)です。
さっきのストロベリーをつけて食べても美味しかった!

ということで、「伝統」と「秘伝」と「名物」がまとめて楽しめるザ・フジヤの朝食。
個人的にはグレードアップしたフジヤスペシャルは、
1900円追加しても食べる価値があったな〜と、大満足でした。
レイトチェックアウト&お土産選び

朝食後は、屋内プールで泳ぎ、大浴場でぎりぎりまで温泉を楽しんでからチェックアウト。
通常は11時チェックアウトですが、一休.comのダイヤモンド会員の特典で12時にしてもらえたので、
だいぶゆっくりできました。
1時間違うだけで結構違うのでとても嬉しい特典です。
そしてチェックアウト後は、ショップでお土産選び。

富士屋ホテルの味を再現した人気のレトルトカレーやクッキー、オリジナルグッズなど、
なかなかの品揃えなので、みてるだけでも楽しい。
ベーカリー「ピコット」のパンやケーキ(アップルパイ)もここで買えます。

とりあえず私が購入したのは「伝統のビーフカレー」。
超有名ですよね。
このレトルトは何度か食べたことありますが、私はとても好きな味。
その本物が食べたくて、この後13時から「レストラン・カスケード」に食べに行ったのですが、
やっぱり本物は格別でした。
長くなってしまったので、また次回書きたいと思います!
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