花御殿のお部屋と宿泊者専用のラウンジでひと休みした後は、楽しみにしていたプールへ!
実は富士屋ホテルには、日本中探してもここにしかない、素晴らしいプールが2つあるんです。
ひとつは、ホテル屋内プールとして日本初といわれる天然温泉を使用した温泉プールで、
ノスタルジックな空間がレトロ可愛いと有名。
そしてもうひとつは、意外と知らない人も多いという
夏の間(2026年は7月18日〜8月30日まで)だけ期間限定でオープンする屋外プール!
そちらもなんと100年以上前からある歴史的なプールで、
日本中探してもこんな立派なプール、なかなかないのではと思うスゴいプールでした。
今回はそんな2つのプールと、屋外プールに行く途中にある庭園についてなど、
富士屋ホテル内のお楽しみスポットについて書きたいと思います。
今回の旅の工程(タイムスケジュール)
【1日目】
- 13:00 宮ノ下駅から徒歩でホテル到着、荷物を預けて身軽になる(➡️宿泊記①へ)
- 13:15 混雑前の美しいロビーやエントランスエリアを散策(➡️宿泊記①へ)
- 13:30 ベーカリー「ピコット」で売り切れ必至の焼きカレーパンを購入(➡️宿泊記①へ)
- 14:10 少し早めに案内して頂き客室(「花御殿」の藤)へ(➡️宿泊記②へ)
- 15:00 100年の歴史がある屋外プールへ(★太字はこの記事で紹介)
- 16:00 レトロ可愛い屋内プールへ
- 16:30 ミュージアムで富士屋ホテルの歴史に触れる
- 17:30 メインダイニング「ザ・フジヤ」で伝統のフレンチディナー
- 21:30 大浴場で温泉&サウナ満喫
【2日目】
- 7:00 大浴場で温泉&サウナ満喫
- 8:20 「ザ・フジヤ」で贅沢な蟹オムレツ&伝統カクテルの朝食
- 12:00 レイトチェックアウト&お土産選び
- 13:00 レストラン「カスケード」で名物のビーフカレー&アップルパイランチ
広大な庭園をお散歩しながら屋外プールへ

まずは屋外プールへ。
屋外プールは、15時にオープンし、17時までとのことで(天気や水温にもよるらしい)、
この日は晴れたり曇ったり、ちょっとお天気が怪しかったので、
雨が降らないうちに早めに行くことにしました。

場所は、↑この案内図で見ると分かりやすいですが、
約5,000坪もの広さがあるという富士屋ホテルの庭園の中。
より山に近い場所に、自然に溶け込むように設置されています。
なので、私の部屋(花御殿)からだと10分ぐらいかな?
しかも高い場所にあるので、石段を登っていくような感じ。
スニーカーなど、歩きやすい靴で行った方がいいです。
ちなみに、水着でホテル内を歩くことはできません。
部屋で水着を着て上に何か羽織って行くのでもいいですが、更衣室があると聞いていたので、
私は水着を持って出かけました。

緑豊かな庭園には滝、鯉の泳ぐ池などもあって、あれこれ見ながら歩くのも楽しい。
ちなみに、この水はすべて箱根の自然の湧き水だそう。

鯉はなんと大小合わせて200匹ぐらいいるらしく、
とても環境が良いので丸々と大きく育った見事な錦鯉もたくさん。
池に近づくだけで、エサをもらえると思って一斉に集まってきて口をパクパクするほど人懐っこいです。
きっとよく餌をあげてる人がいるんだろうな〜と思ったら、
鯉の餌はフロントで買えるらしい。(100円)

そしてその池のすぐそばには、昔懐かしい丸形ポストがぽつんの佇んでいて、
オブジェかな?かわいいなと思ったら、
なんと単なる飾りではなく、小田原郵便局が管轄している本物の郵便ポスト!
ここに手紙を投函すれば、実際に相手に届くのだとか。
そういえば客室には富士屋ホテルの宿泊棟が描かれたオリジナルのポストカードがありました。
切手もホテルのフロントで購入できるそうなので、誰かに宛てて送るのも良さそうですね。

さらにプールに向かって石段を上っていくと、その途中にはハーブガーデン。

大正時代に建てられた温室をリニューアルしてハーブガーデンにしたそうで、
ここで育ったハーブはホテルの料理にも使われているとか。

お花もあちこちに咲いていてキレイ。
どの季節でもそれぞれの良さそうですが、
特に秋の紅葉(10月下旬〜11月下旬)は庭園全体が赤く染まり、
登録有形文化財の建物とのコントラストが美しいと聞いたことがあります。

そうこうしてる内に、ようやくプールエリア!
結構のぼってきたので軽く息が上がりました。

ここからさらに少し階段を上るとプール。
え?こんなところにプールがあるの?って感じで、ちょっとした隠れ家感あります。
100年の歴史&最大水深2.5m!夏限定の屋外プール

やっと辿り着いたプールは箱根の山肌にぴったりと隣接していて、開放感がすごい。
しかも、めちゃくちゃ立派なプールで、なんと長さ30.5m、幅11m!
ホテルのプールって大きくてもだいたい25mぐらいですよね?
色んなホテルのプールに行ってますが、30mもあるプールなんてなかなかありません。
しかも、このプール、一番深いところで、2.5mもあるというからびっくり!
日本のホテルでそんな深いプール見たことないし、しかもこんな山の中に?って感じで、
ちょっとした衝撃でした。

入り口にスタッフの方がいて、そこでルームキーを見せると入れてもらえてタオルをもらえるのですが、
その方いわく、100年以上前からあるプールで、
昔は飛び込み台が設置されていたのだそう。(現在は安全のために撤去されています)
調べてみると、このプールが完成したのは大正9年頃(1920年頃)。
当時はまだ日本国内に「レジャーでプールに泳ぎに行く」という文化がほとんどない時代でしたが、
富士屋ホテルは明治・大正期、外国人専用のホテルだったため、
海外のラグジュアリーなリゾートスタイルをそのまま日本に持ち込む形で、
この巨大な屋外プールが建設されたのだとか。
よく屋内プールの方を「日本初の」と謳っていて、こちらは特にいわれていない気がしますが、
実はこの屋外プールの方が20年も長い歴史があり、
大正時代から現役で形を残しているホテルのプールとしては、
日本国内で指折りの古さ!とても貴重な歴史的遺産です。
2.5mという深さも、当時の外国人ゲストの本格的な遊泳基準に合わせて作られた歴史の名残なんですね。
100年前に世界のVIPたちがこの山の中で涼んでいた景色を、
今もそのまま体験できるなんて、なんて贅沢。
チャップリンもジョン・レノンもここで泳いだのかな?

ただ、この日は気温が28度ぐらいしかなかったので、水温も低くて水が冷たかった(笑)
足だけ入るのがやっとでした。
当然ですが温水プールではない常温のプールなので、暑い日だったら気持ちよかったと思うんですが、
この日は曇っていてちょっと涼しいぐらいだったし、
そらそうだろうな〜という感じでしたが、2.5mの深さを体験してみたかったのでとても残念。。
この日の水温は25.8°Cぐらいだったかな?
1人外国人の男の人が泳いでいたので、入れなくはないと思いますが、私はちょっと無理でした。
やっぱり気温30°Cは超えないとね。

なので、0.5mの浅いところで歩くだけ(笑)
ちょっと残念でしたが、こんな素晴らしいプールがあることを知れてよかったな、と。
箱根でこんな立派なプールに入れるとは思いませんでした。
浅いところだったら子供も楽しめますが、どちらかというと大人向けのプールですね。
泳げなくても大きな浮き輪の貸し出しもあるし、暑い日だったら絶対楽しいのでは?

そうそう、更衣室は奥にあるあの小さな建物。
中央にコインロッカーや水着の乾燥機などがあって、向かって右が女性用。左が男性用。

更衣室が個室になっているのがとてもいい◎

十分なスペースがあるし、

姿見もある!

更衣室のお隣にはシャワールームとトイレもあり。

必要十分な設備がコンパクトにまとまった、プライベート感のある使いやすい更衣室でした。
ただ、更衣室は2つか3つしかないので、混むと待ちそうですけどね。

さらにここのプールはプールサイド専用のメニューが用意されていて、
ドリンクだけでなく、食事を楽しむことも可能!
メニューの中にはなんと富士屋ホテル伝統のビーフカレーもありました。
フードスタンドやキッチンカーがあるわけではないし、
お値段が4300円と、レストランで食べる値段と変わらないので、
きっとレストランから運ばれてくるんだと思います。
ただ、提供時間が、食事は11:30 ~ 12:30、ランチタイムの1時間だけ。
ドリンクは、プールの営業時間内(11:00 ~ 13:00 / 15:00 ~ 17:00)ならいつでも注文できます。
(*13:00〜15:00はプールのコンディショニングタイムで入場不可)
1泊だとランチを食べるタイミングはちょっと難しいなと思いましたが、
実はこの屋外プールはチェックアウト後も利用可能だそうで。
チェックアウトして、ここで少しゆっくりしてから帰るというのも良さそう。
青空の下、プールサイドのデッキチェアで冷たいドリンクを飲みながら伝統のビーフカレーを食べる、、
贅沢ですね〜。
私は炭酸水だけ注文しました。(350円)
あまりプールに入れなくても、プールサイドで箱根の自然を感じながらゆっくりするのもいい時間。
音楽とかかかってなくて静かなので、あんまり人がいないとちょっと寂しい気もしますが、
真夏はきっともうちょっと賑わうことでしょう。
それにしても、さすが富士屋ホテル。
スゴいものを隠し持っていたんですね。(隠してないけど)
知らない人も多そうで、穴場なんじゃないでしょうか?

そして、部屋に戻るついでにまたちょっと散策。
庭園内には、ホテルの専属職人(営繕さん)が手作り・修復を続けているという立派な水車もありました。

これはガーデンチャペルとして結婚式に使われることもあるという「幸福の丘」の鐘。
実際に鳴らすこともできます。
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レトロ可愛い日本初の天然温泉プール(屋内プール)

もうひとつ、屋内プールものぞいてみました。
場所は、私が宿泊した花御殿の地下。

屋内プールには「マーメイド」という名前が付けられていて、
なんでマーメイドなんだろう?と思って調べてみたら、
プールサイドの壁に、かつて人魚(マーメイド)の彫刻やモチーフが施されていた
歴史に由来しているのだそう。

そもそもこのプールは、「日本初の屋内温泉プール」と言われていて、誕生したのは昭和15年(1940年)。
当時、この室内温泉プールはとてもモダンで贅沢な施設だったよう。
その空間の象徴として選ばれたのが、水にゆかりのある「人魚(マーメイド)」。
開業当時、プールサイドには美しい人魚の彫刻が飾られていて、このプールのシンボルになっていたそう。

時代が流れる中で、その人魚の彫刻は、同じく水や生命の美しさを象徴する
「母子像(彫刻)」へと形を変え、今も大切にプールサイドに引き継がれています。
湿気の多い室内プールとしてはとてもに珍しく、クラシカルな額入りの絵画が何枚も飾られて、
ちょっとした美術館のよう。

どこかノスタルジックで温かみのあるタイルの色合いも素敵。
「レトロ可愛い」と言われるのも納得、納得。
屋外プールと比べてだいぶコンパクトですが、それがまたこの雰囲気にちょうどいい。
子供も安心して遊べるので、わりといつ見ても誰か使ってましたが、そんなに混雑することはなかった印象。
なんと営業時間が朝5時〜深夜0時までと長いし、チェックイン前も利用できるので、
タイミングよければ貸切で泳げます。

箱根・宮ノ下の天然温泉を使っているというのも贅沢ですね。
水温は30℃前後に調整してあって、温かくはありませんが、
冷たくて入れないということはなく、ちょうどいい。



プールサイドには、コインロッカーやタオル類の用意もあり、

脱水機ももちろんあり。

ここの更衣室も個室になってます。


シャワールームとトイレの個室もあり。

イタリア製トップブランド「テクノジム社」のスタイリッシュなフィットネスマシンを4台揃えた
フィットネスジムも併設。

プールを眺めながらトレーニングできます。
2つのプールの比較(営業時間・利用規約など)
2つのプールについてざっとまとめると↓こんな感じ。
| 🏛️ 屋内プール&ジム【マーメイド】 | ☀️ 屋外プール(夏季限定) | |
|---|---|---|
| 特徴 | 日本初の天然温泉水プール。クラシカルな絵画が飾られた優雅な空間。 | 箱根の山々を借景にした、豊かな緑と青空に包まれる開放的な空間。 |
| 営業期間 | 通年営業(年中無休) | 夏季限定(2026年は7月18日〜8月30日) |
| 営業時間 | 5:00 ~ 24:00 | 11:00~13:00/15:00~17:00 (最終入場16:30) |
| 場所 | 花御殿 地下1階 | ホテル庭園敷地内 |
| サイズ | 長さ12m × 幅5.5m × 深さ1〜1.2m | 長さ30.5m × 幅11m × 深さ0.5〜2.5m |
| 利用規約 | 水泳帽の着用が必須(売店で購入可能)。 チェックアウト後は利用不可。 | 当日に限りチェックイン前後も利用可能。 |
チェックイン前やチェックアウト後も使えるっていいですよね。
やっぱり富士屋ホテルは早めに到着するのがおすすめです。

ちなみに、水着・スイミングキャップの貸出はありませんが、ホテルのショップでの販売はあり。
(子供用の扱いはなし)
私もスイミングキャップだけ購入しましたが、確か600円ぐらいかな?
家にあったので持って行けばよかったな〜と思いました。
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見どころ満載のミュージアムで富士屋ホテルの歴史に触れる

屋内プールのすぐ近くに、富士屋ホテルの140年以上の歩みを
貴重な歴史資料とともに紹介するミュージアムがあったので、しばし見学。

かつて客室で使われていた品々や、


ヘレン・ケラー、チャーリー・チャップリン、ジョン・レノンなど、
ホテルを訪れた世界各国のVIPの宿帳や写真、

2020年の改修の過程で新たに発見された経営資料や書簡、
実現には至らなかった建築計画や図面なども展示されていたり。
歴代の経営者たちが、よりよいホテルを目指して色々と試行錯誤していたんだな〜、
というのが垣間見れます。

これは富士屋ホテルの接客マニュアル。
そういえば富士屋ホテルのサービスは、
日本におけるおもてなし(ホスピタリティ)の原点とも言えるほど、
世界的に有名だと聞いたことがあります。
かつては「本物の西洋式サービスを学ぶなら富士屋ホテルへ行くべき」と、
全国からホテルマンを目指す若者や、他ホテルの従業員が研修にきていたとか。

知れば知るほどすごいホテルで、1泊2日じゃ全然辿り切れませんが、
せっかくならそんな歴史を知った方がより楽しく、
ちょっとしたタイムスリップ気分を味わえます。
ちなみに、館内では「初代・三代目経営者の声が時を超えて響く」をコンセプトにした、
スマートフォンで聴ける無料の音声ガイドツアー(声で巡る、富士屋ホテルの物語)も用意されていて、
このミュージアムエリアも含めた、富士屋ホテルの見どころを、
初代経営者と三代目経営者、お2人の語りを聴きながら巡ることも可能。
時間に余裕があれば参加してみるのも良さそうですね。
でも1泊じゃそんな時間ないかな〜、、
やっぱりチェックイン時間より早く行くのがおすすめ!
(しつこくてすみません)
ということで、たくさん動いてお腹はペコペコ。
次回は、楽しみにしていたメインダイニング「ザ・フジヤ」での食事についてと書きたいと思います!
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