2024年の年始は虎ノ門にあるThe Okura Tokyoに宿泊してきました。
今回オークラを選んだ一番のポイントが、オークラの中にあるフランス料理店、
「Nouvell Epoque(ヌーヴェル・エポック」で食事をしたかったから。
憧れのオークラフレンチ!
中でも、オークラ伝統のクレープシュゼットがどうしても食べたくて、
張り切って2ヶ月以上前に予約をしたのでした。
オークラには何度か行っていますが、クレープシュゼットは初体験!
目の前で作ってくれるパフォーマンスも素晴らしく、これが噂の伝統の技か〜と感動しました。
今やここでしか見られない貴重なものでもあるので、盛り上がること間違いなし!
記念日やサプライズしたい時などにもオススメです👍
そんな「ヌーヴェル・エポック」のクレープシュゼット付きランチの内容とともに、
お得に楽む予約方法も紹介します😎
The Okura TOKYO
1962年に「世界に通じる、日本ならではのホテルの創造」を目指して創業したホテルオークラ東京。
2019年9月に4年に及ぶ建替え工事を経て、「The Okura Tokyo」として再び開業して、
もうすぐ5年が経ちます。
プレステージタワーとヘリテージウイング
41階建ての「オークラ プレステージタワー」と17階建ての「オークラ ヘリテージウイング」、
2棟から成り、2つの客室ブランドを展開していますが、
「ヌーヴェル・エポック」が入っているのは、ホテルオークラグループの最上位ブランドとなる
「オークラ ヘリテージ」の客室がある「オークラ ヘリテージウイング」です。
ちなみに、オークラは霊南坂、江戸見坂、汐見坂という3つの坂に囲まれ、
高低差約19メートルの傾斜地を活かして建設されていて、
この正面エントランスは坂の上のあたり、5階にあたります。
なので、フロントもロビーも5階。
そして、今回紹介する「ヌーヴェル・エポック」も5階にあります。
さらにちなみに、“モダニズム建築の傑作”といわれた、
かつてのオークラの本館ロビーが再現されているのはプレステージタワーの方。
「日本の伝統美」を継承しつつ、ホテルオークラグループが大切にしてきた
「Simplicity&Elegance(清楚にして優雅、華美過ぎない洗練された上質さ)」を
デザインコンセプトとしているという素敵な空間。
そんなプレステージタワーからヘリテージウイング、
そしてヌーヴェル・エポックへはこの先の通路で繋がっています。
プレステージタワーが「本館」にあたり、
ヘリテージウイングは「離れ」や「別邸」という位置付けなんだそう。
プレステージタワーよりもこじんまり、そして静かで落ち着いたロビー。
この右側にある通路の先に、まるで隠れ家のようにヌーヴェル・エポックがあります。
The Okura Tokyoまでのアクセス
□最寄駅(徒歩)
東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅 出口A2aより徒歩約5分(宴会場入口まで)
東京メトロ銀座線 虎ノ門駅 出口3より徒歩約10分
東京メトロ銀座線・南北線 溜池山王駅 出口14より徒歩約10分
東京メトロ南北線 六本木一丁目駅 改札口出口より徒歩約7分
□東京駅より
・東京駅より丸ノ内線で霞ヶ関駅→日比谷線にて虎ノ門ヒルズ駅 約30分
・タクシーにて約15分
□新宿駅より
・新宿駅より丸ノ内線で霞ヶ関駅→日比谷線にて虎ノ門ヒルズ駅 約30分
・タクシーにて約20分
フランス料理「Nouvell Epoque(ヌーヴェル・エポック)」
ヘリテージウイングの正面エントランスからロビーを抜け、
奥に進むと「ヌーヴェル・エポック」があります。
入って右側には会員制バー「バロンズバー」
入り口からすでに気品漂う素敵な雰囲気。
窓側の席に案内して頂きました。
窓から見えるのは虎ノ門病院など、虎ノ門のビル群なので、
とり立てて景色がいい訳ではありませんが、
一応、下を見るとオークラの庭園が見えたり、窓が大きくて天井も高く、開放感あります。
後ろを振り返るとこんな感じ。
華美な装飾などなく、すっきりとしたシンプルモダンながら、
ほんのり和の雰囲気も取り入れていて落ち着く空間。
旧本館を設計した谷口吉郎氏のご子息であり、
東京国立博物館法隆寺宝物館などを手がけた谷口吉生氏の設計チームによるデザインだそう。
メニューには、現在の料理長、池田シェフのヌーヴェル・エポックに込める想いが綴られています。
1962年、ホテルオークラ東京が開業した頃、総料理長の“小野ムッシュ”にとっては
フレンチを「西洋料理」というジャンルからまずは自立させることが課題
開業当時には3人のフランス人シェフを招聘し
オークラフレンチの基礎を固めました
1973年、ホテルオークラ東京別館開業と同時にフランス料理「ラ・ベル・エポック」が誕生
日本における華やかなフランス料理の幕を開けました
以来、半世紀の間、
先達のオークラシェフたちや招聘した国内外のフレンチシェフが残した料理の数々が私たちの財産
オークラフレンチの系譜を引き継ぐものとして
敬意を持ってそれらの財産をコンテンポラリーに昇華するのが私の使命
音や香りに満ち、繊細な火入れや食感を大切に
そして時には遊び心をひと匙
新たなオークラの味を上質なサービスとともに
谷口吉夫氏による日本のモダニズムあふれる空間でお楽しみください
ランチコースのメニュー(メニュー写真)
↑こちらがランチの基本コース。「Menu Déjeuner」という17000円のコースですが、
魚か肉料理を、どちらか1品にして、デザートを除く14000円のショートコースもあります。
ランチでこの価格はなかなかですが、夜だと3万円以上のコースしかないので、
それを考えるとまだ、たまの贅沢だからいいかな〜と思える額かな、と。
一応メニューの左には27000円の豪華コースもありましたが、
私は迷わず14000円のショートコースを選択!
なぜショートコースかというと、クレープシュゼットを追加したかったからです。
クレープシュゼットは基本のコースには入っておらず、追加メニューになります。
■伝統のクレープシュゼット(2名より)
+2600円(1名)
17000円のコースに追加するとお腹いっぱいになりすぎてしまうので、
ショートコースに追加するのがちょうどいいです。
(私には。というか、たぶん多くの人には)
ちなみに、↑追加できるメニューは他にもいくつかありますよ。
クレープ付きランチコースのお得な予約方法
ということで、今回私は↑クレープシュゼット付きのこんなメニューを選びました。
メインは魚ではなくお肉をチョイス!
<2023年12月〜2024年2月のメニュー>
■始まりのお愉しみ
■ハマチのマリネをからすみと根菜とともに 紅芯大根のヴィネグレットとじゃばらのエキューム
■季節の野菜たちの小さな一皿
■下記よりメイン料理をひとつ選択
○鮟鱇のムニエル ガルム魚醤の香る焦がしバターソース 春菊とコンディメントを合わせて
○千葉県産猪肉のカルボナード 粒マスタードのアクセント レンズ豆とキノコを添えて
〇くまもとあか牛サーロインの備長炭炙り焼き 国産ワインで仕上げた芳醇な赤ワインソース
旬の野菜を添えて(+3,800円)
■【オークラ伝統の技・クレープシュゼット】 ※アルコールを含むリキュールを使用。
■食後の小菓子とコーヒーまたは紅茶
※メニューは仕入状況等により変更となる場合があります。
14000円のショートコースに2600円プラスなので、トータル1人16600円になるわけですが、
ここでちょっとしたお得情報…
実は、一休.comレストランでヌーヴェル・エポックを調べると、
平日限定ではありますが、「クレープランチ」というコースが設定されていて、
クレープシュゼット付きのショートコースが、
15%OFFの14000円で予約することができるんです!
つまり、2600円引きということで、
ちょうどクレープシュゼット分(2600円)が無料で食べられるようなもの!
2人だと5200円お得!
このプランだったら、電話予約や公式サイトでの予約よりも絶対にお得です!
…と言いつつ、残念なことに私はこのことに気づかず、普通に電話予約してしまったので、
後から知ってショックを受けました〜😭
割引率が変わることもあるようですし、このプランがなくなることもあるかもしれませんが、
これから行かれる方はまず一休.comレストランをチェックしてから予約することをオススメします。
\15%OFFのクレープランチをチェック(PR)/
そしてもうひとつ、公式サイトの方がお得なプランもあり!
【Web限定クレープシュゼットランチ】という17000円(税サ込み)のコースなのですが、
これだと魚料理も肉料理も両方食べられて、さらにデザートも1品多いフルコース!!
こんな内容になってます。
↓ ↓ ↓
■始まりのお愉しみ
■ハマチのマリネをからすみと根菜とともに
紅芯大根のヴィネグレットとじゃばらのエキューム
■季節の野菜たちの小さな一皿
■鮟鱇のムニエル ガルム魚醤の香る焦がしバターソース
春菊とコンディメントを合わせて
■千葉県産猪肉のカルボナード 粒マスタードのアクセント
レンズ豆とキノコを添えて
※追加料金+3,800円にて
〇「くまもとあか牛サーロインの備長炭炙り焼き
国産ワインで仕上げた芳醇な赤ワインソース 旬の野菜を添えて」
をお選びいただけます。
■栗のブランマンジェ グリオットのコンポート メープルの香り
■“伝統のクレープシュゼット”
■食後の小菓子とコーヒーまたは紅茶
*メニューは仕入れ状況などにより変更になる可能性あり。
*予約可能期間2024年1月6日〜2月29日
*月・水・木・金のランチ(11:30~13:30)限定
*2名〜4名で利用の場合のみ予約可能
こちらも平日限定ではありますが、
先に紹介したコースよりコスパが高くて、めちゃくちゃお得!
ただ、個人的には、クレープ付きのショートコースでも結構お腹いっぱいになったので、
量的にちょっと多すぎるような気もしたりしなかったり…
でも、男性とかはこっちのがいいかも。
女性でも、結構食べる方だと思う人にとってはとてもいいと思います!
オークラフレンチを存分に楽しみたい方はぜひこちらで😊
いずれにしても事前にネット予約が絶対お得!
クレープシュゼット付きランチコース 冬のメニューを紹介
コースの前に、私は、ノンアルコールのスパークリングワインを注文。
アルコールは飲めません
一緒に行った旦那さんはビール好きなので生ビールを注文。
生ビールはメニューにありませんでしたが、
隣のテーブルの方が飲んでいたので頼んだら普通に出してくれました。
■始まりのお愉しみ
まずは、アペタイザーとして、オリーブとドライトマトのマリネ。
そしてもうひとつ、なんと、ワインのコルクに見立てたフォアグラ!
中には赤ワインのピューレが入っていて、
下にはオレンジとミントというおしゃれな組み合わせ。
これがとても美味しくて、この後の料理の期待値が上がりました。
3種類のバター
バターは、ワゴンで3種類、ガラスのケース器に入れて持ってきてくれました。
その中から選べるのですが、迷っていたら全種類でもOKとのことで、
全種類、少しづつ頂きました。
確かエシレバターだったと思いますが、真ん中がプレーンのバター、
左が玉ねぎのバターで、右が海藻のバター。
玉ねぎは少し甘味があって、海藻は塩味と旨味があるような感じ。
どちらも美味しかったけど、個人的には海藻バターが優勝!
■ハマチのマリネをからすみと根菜とともに
続いて、
「ハマチのマリネをからすみと根菜とともに 紅芯大根のヴィネグレットとじゃばらのエキューム 」
上にのってる長いスティック状のものはアンチョビを包んだパートブリック。
泡状のものは和歌山でしか生産していないという柑橘で作られていて、
爽やかな酸味の上品なソースになります。
根菜の下にはカラスミをまとったハマチ。さっぱりしてとても美味しかったです。
■季節の野菜たちの小さな一皿
続いて、「季節の野菜たちの小さな一皿」ということで、あやめ雪カブという小カブの温かいムース。
中には帆立貝。ソースはカブの葉を加えたタプナードソース。
一見地味ですが、味わい深くこれもとても美味しかった。
パン2種類
パンは小さいバケットと確か胚芽のロールパンだったかな?
特にザクザクのバケットが美味しかったです。
■メイン:千葉県産猪肉のカルボナード
そして、メインは、
「千葉県産猪肉のカルボナード 粒マスタードのアクセント レンズ豆とキノコを添えて 」。
そもそもカルボナードは、牛肉をコクのあるビールで煮込んだベルギーの郷土料理ですが、
それを猪肉でフレンチ風にしたんですね。
お肉は2種類の調理法で仕上げていて、ひとつはロース肉に衣をまとわせて軽くあげたも。
もうひとつはバラ肉を黒ビールで煮込んだもの。
カルボナードを仕上げる際に出た出汁に粒マスタードを合わせたソース。
その周りには、人参などの野菜を粉末状にしたパウダー。
個人的にはシンプルにステーキっぽいお肉の方がよかったですが、
これはこれでお肉も柔らかくて美味しかった。ちょっと洋食っぽかったかも。
お肉に合わせてノンアルコールですが赤ワインを追加。
これも確かベルギーのだったかな?さっぱりしてお肉に合います。
トリュフのパン
3つ目のパンは、見た目もかわいいトリュフのパン。トリュフ風味が海藻バターと相性抜群でした。
■【オークラ伝統の技・クレープシュゼット】
そして、デザートは、一番楽しみにしていたクレープシュゼット!
専用のワゴンが運ばれてきた瞬間にテンション上がりました〜。
クレープ生地はすでに焼いたものが用意されていますが、
その後の調理は全てこのワゴンでテーブルの目の前で仕上げてくれます。
この実演スタイルでクレープシュゼットが楽しめるのは、なんと、今やここだけ!なんだそう。
以前は他にもあったそうですが、なくなってしまったんだそうです。
なので、めちゃくちゃ貴重!
使うのはフレッシュなオレンジジュースと3種類のリキュールとブランデー。
そして、バターにもフレッシュなオレンジジュースとオレンジピールはが入っていて、
グラニュー糖と混ぜ合わせているそう。
ひとつひとつ丁寧に説明もしてくれます。
バターを溶かしたフライパンにオレンジジュースをたっぷり流し込み、
オレンジの香りを移した角砂糖で甘味、スライスレモンで酸味を加えたところに、
クレープ生地を浸すように入れ、オレンジのリキュール、温めたグランマニエを加えます。
ブワッと火が上がり、この時点で音と香りがめちゃくちゃ美味しそーー!!
さらに、また違ったオレンジのリキュール、さくらんぼのリキュール、
ブランデー、と、次々にアルコールを投入!
すんごいお酒の量で、お酒飲めないけど大丈夫?と思いましたが、
しっかり煮詰めてアルコールを飛ばしてくれるので問題なしです👍
そして、特にすごかったのがオレンジの皮を剥く技術!
フォークに刺したオレンジの皮をナイフを使ってめちゃくちゃ器用に螺旋状に剥いていきます。
え、絶対難しいでしょ!普通に剥いたら楽なのに!と思いましたが、
「お客さまの口に入るものなので手は使わないんです」とのこと。
なるほど〜。
とはいえ一番難しいところであり、一番の見せ場。
絶対ミスれない緊張感を微塵も感じさせず、
涼しい顔でスルスルと皮を剥くプロのナイフ捌きにすっかり見入ってしまいました。
そしてそれをまた火で炙り、
上からゆっくりブランデーをかけると、さらにいい香り!
じっくりゆっくり煮詰めて仕上げてくれました。
ひとつひとつの所作もスマート&エレガンスな感じで素晴らしかった。
そして出来上がったクレープシュゼットがまた美しい。
めちゃくちゃ香りがよくて、オレンジ感がすごい!程よい甘味と酸味のバランスも完璧!
これまで食べたクレープの中で、間違いなくダントツNo. 1の感動的な美味しさで、
とても幸せな気持ちになりましたー😍
デザートで感動したの久しぶり!
■食後の小菓子とコーヒーまたは紅茶
クレープシュゼットですっかり満足でしたが、最後に締めの子菓子とカフェオレ。
子かしは、左からコーヒーのケーキ、レモンタルト、トリュフチョコレート。
ひとつひとつどれも上品で美味しかった。
特に真ん中のレモンのタルトが酸味強めで好みでした。
食事した感想
ということで…念願のヌーヴェル・エポックでのランチ、
最初から最後までどれも美味しく大満足でしたが、
やはり特筆すべきはクレープシュゼット!
これだけでも来てよかったな〜と思える、記憶に残る一品でした。
めちゃくちゃオススメ!
ちょっとしたサプライズにもなりそうだし、誕生日や記念日にも最適!
実際、後方のカップルは誕生日のお祝いでした。
大事な人を連れて行きたくなるお店です👍
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動画も作ってみました
クレープシュゼットランチの様子を動画にしてみました。
よかったらぜひこちらも😊
店舗情報
関連ランキング:フレンチ | 虎ノ門ヒルズ駅、神谷町駅、六本木一丁目駅
そして、このランチの後、ホテルにチェックインしたのですが、
翌日の朝食もこのヌーヴェル・エポックで食べました😊
↓こちらのブログもよかったら参考にしてください。
オークラ伝統のクレープシュゼット 家庭向けレシピ
ちなみに、オークラ伝統のクレープシュゼットの家庭向けレシピが、
ホテルオークラ元総料理長の根岸規雄さんによるレシピ本で初公開されています。
さらに、オークラといえば、というほど有名なフレンチトーストのレシピの進化版も掲載!
オークラの味を自宅で再現してみたい方はぜひチェックしてみては?
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